店舗を次々と増やしながらも、決して色あせない店主が何人かいる。
2009年に上大岡で「G麺7」を創業した後藤将友店主はその一人。
2011年「啜磨専科」、2015年「ロ麺ズ」、2016年「G麺7-01」、2019年「川の先の上」、そして2021/3/29には平塚に「ごっちメン」を開店させた。
店舗を次々と立ち上げながら、常に新しい味や仕掛けを用意しているので、食べに行く度その新鮮さに驚かされる事になる。
今回訪問したのは、今年で開店10年になる2号店「啜磨専科」。「G麺7」でつけ麺を提供するのはオペレーション面で難しかったために、別に「つけ麺店」を立ち上げることを考えたという(とはいえ、現在はラーメンや汁無し担々麺もメニューに置いている)。
横に細長い店舗は、平日夜でも満席状態が続いていた。久々の訪問なので、基本メニューにあたる「ザ・しおつけ麺」を温かいスープ・小サイズ(850円)で注文。
開店当初からも改良を少しずつ加えている。配膳されて目を惹くのは、全粒粉を4割入れたグレーの麺と、白い麺の二色状態になっていること。近年、全粒粉を麺に配合するラーメン店は珍しくはないが、その多くはアクセント程度の配合量で、色が変わるほどに加えているのは珍しい。2種類の自家製麺は太さがほぼ同じなので、口当たりにはあまり違いがない一方で、食感は明らかに違っている。
麺は昆布水に軽く浸っているので、麺に適度な水分を保たせながらつけ汁に旨みをプラスしてくれる。豚や鶏の旨みを、軽く濁らせた程度に引き出したつけ汁は、最初は塩分をしっかり感じ、徐々に麺と馴染んでいく様子でグラデーションを演出してくれる。
単に美味しいだけではなく、新しい取り組みに積極的に取り組む後藤店主。新店「ごっちメン」にも期待しています。
















