九州ラーメン 桜島 京王店の他のレビュー
コメント
ネギがキマったようですね!とかで感想を終えたいところですが、望郷、憧憬、そんな行間から滲み出るハードボイルドな感傷を読み取れてしまい、何とも言えない心境で拝読しました。
白面の書生であった頃からの思い出が失われる感覚、しかも先日迎えたご自身の定年を追うように、暖簾を片付ける事になってしまった。遣り切れない感情があるのではと想像します、ラーメンを食べたと言う、一見何気ないファストフードを貪る風景ですが、回顧すればその時々のシーンがいとも簡単に思い浮かぶのでは、とも。
過ごした時間の欠片が落ちている場所は、時間の経過で少しづつ少なくなっているような気がします。自分にも何軒か、そういう飯屋があります。大切にしていかなければ。
Dr.KOTO | 2019年3月22日 21:37Dr.KOTOさん、こんにちは。
ラーメンに限らず、飲食店で食べる食べ物の味、店内の状況、あるいは食べ物やその空間の匂いさえ、自身のそれまでの年譜に関する記憶と繋がっています。
その機会が失われることで、過去の風景がより遠くに行ってしまうような焦燥感があります。でも、歳を重ねるって、きっとそういうことの繰り返しなのでしょう。
そういう特別なお店は大切にしたいですね。
でも、この一杯。同店では、自分史上は辛さMAXでチャレンジして乗り切りましたし、ネギもしっかりキマってくれましたw まぁ、最後にやりたいことはやり切りましたww
NSAS | 2019年3月24日 13:22
NSAS
あきら@AMR管理人


ビバ三多摩






5分ほど遅れて開店したので、券売機でラージャンめん(500円)とプラスねぎ(150円)の食券を2枚買ってカウンターに着席。高台に食券を置き、目の前の店主に、ラージャンめんはみそ味で辛さ5倍でお願いします。念のためでしょうか、ねぎはダブルですね?と店主より確認が入りました。
同店は、長年、ほとんど単騎で利用していたので、何度このカウンターに座ったかな。御影石を全面に張ったような、結構重厚な造りのカウンターです。提供までの時間つなぎに、無料サービスのキムチを頼んで摘まみます。小皿のキムチを食べ終わり、しばらくすると我が一杯が配膳。
いつもの青系の柄が描かれた瀬戸物の丼に、ラージャンが溶かれて、表面がオレンジ色に染まった塩豚骨スープ。そしてこれに溶いて味噌豚骨にするための味噌ダネが搭載され、細切れチャーシュー入りの味付けネギが、ダブル相当なりにモサッと大きな山をなしています。おぉ~、これこれ。ではいただきます。
スープの味噌ダネを溶く前の部分を啜ると、塩でオーダーした時より軽めの塩梅に仕立てられた塩豚骨スープ。味噌溶くことを前提としているのだから、ある意味当然ですな。ラージャンを、超激辛とされる辛さ4倍の一つ上の5倍でお願いしましたが、言うほど激辛という感じでもないかな。
白味噌比率が高そうな味噌ダネを、スープに溶いて行きます。信州味噌とかそっち系でしょうか、ほんのり甘みのある挽肉混じりの味噌ダネが溶けると、茶色というより白濁スープに辛味のオレンジ混じりの色合いです。気持ち全体に甘みが加わりますが、程良い感じの塩梅で調製されて美味しい。迂闊に啜ると咽せそうになりますが、辛さ自体は私でも問題ない程度です。
麺は、麺肌に親水性があり、しっかりスープやら辛味やらを肌に纏って持上がって来る、いつものツルムチっとした平打ち中太麺。麺自体にしなやかさがあるので、予測不能にピンピンと跳ねたりせず、取り扱いが楽なところも有難い。これこれ、この麺が同店の豚骨スープに負けない存在感なんですよね。美味しい。
ネギは、生成りで少し辛味の強い品種のもの。存分に辛さとネギ臭さが味わえるものが、通常の倍量入っているので、飽くことなく麺と一緒に、あるいは単独で摘まんで楽しむことができます。
さて半ば。仕上に、卓上のおろしニンニクと、辛味追加のためにラー油を各適量丼に投下し、残った麺とネギを箸を止めることなく掻っ込んで食了。この先飲むことはないかと思うと、スープも全て行っちゃって完了です。終わったな・・・
この日は、外に待ち客の行列があるので、食後のコーヒーは頼みません。入口付近に同店備品の在庫品が段ボールに入れて積まれており、ご自由にお持ち帰りくださいとの添え書き。丼を一つ、記念品としていただいて参りました(嬉しいな)。帰宅後には、奥付代りに、訪問の日付と店名略称をマジックで自署w
思えば、昭和57年に大学を卒業して就職し、最初に配属されたのが八王子の事業所。その八王子の街で出会ったこの桜島京王店。就職後に初めて食べたラーメンが、コチラのラージャンめんだったと記憶しています。そして、私が、昨年末をもって現職を定年退職することとなったその少し後に、同店がその歴史に幕を下ろすことになろうとは・・・何か、不思議な縁を感じさせられた一杯でした。
同店関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。今までどうもありがとうございました。