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「チャーシュー麺(1,100円)」@幸軒の写真朝の築地場外市場。本体の豊洲移転前を知らないけど、朝8時といえばもっと人がいても良いのではないかという程度の人出。コロナ禍の影響もあるのかも知れません。そんな中、この日は大通りに並行する二本裏の通り沿いのこちら。店は通りに面した建物1階部分内の通路を入った一画。よく見ると当該建物に看板が掲出されているけど、知らない人が初見で辿り着くのはやや難易度高いかもしれません。

L字のカウンターだけの店内には先客2名。6時開店ですから既に何回転かした後なのでしょう。入口から一塁方向へ進み半ばに着席。壁面のメニュー表を一瞥してチャーシュー麺(1,100円)をオーダーします。ここはボリューミーなチャーシュー麺が売りなのだという情報だけは事前に仕入れていましたのでw カウンター内調理場には年配のご夫婦。見ていると調理担当は奥様で、ご主人は接客と配膳専門のようです。ややあってそのご主人の手によりカウンター越しに配膳。

洗面器型のベーシックな白い丼にはラードでしょうか、液体油が潤沢に浮いた清湯醤油スープが張られ、その水面上を埋め尽くすように5枚のバラロールチャーシューが並べられています。その上からバサッとぶっ掛けられたように薬味ネギ。麺線を綺麗に整えトッピングもルーティーン通り盛付けて、なんて昨今流行の仕儀とは全く無縁のダイナミックな姿。バラロールの赤身肉に挟まれた脂身が、歯を立てると汁を滴らせそうで・・喉がゴクリと鳴ってゴング!

スープ。基本は昔ながらの町中華の中華そば的な味わいですが、無骨な清湯豚骨の出汁、ラードと濃いめに合せられた少し甘めの醤油ダレ、そしてプンと鼻を刺激する生姜の香りが、スープ全体に骨太な印象を与えます。もちろん味の纏めには化学調味料がたっぷりと。多めに投下されたきざみネギが良い仕事をしています。

麺はゆるくウェーブのかかった中細麺。調理時には、奥様が平ざるを熟練の手つきで操って丼に投入していましたが、やや甘めの湯切りと程よく緩い茹で上げ加減がこのスープに良くマッチしていること。麺束の隙間にあのスープをしっかりと蓄えて箸に従って来るので、啜り心地がスルスルと気持ち良いですね。

そう、麺を持上げるためにチャーシューを避けると、その下にはメンマと絹さやが鎮座。どこまでもクラシカルな雰囲気満載です。満を持してその避けたチャーシューに行きます。事前に脳内で予習していた通り、脂身部分から汁が染出す至福。嗚呼旨い・・二郎の豚並みの厚みを持ったものを複数含む5枚が奢られています。

途半ばでのカスタマイズには、この手の一杯はブラックペッパー粗挽きがよく似合います。ちょっと入れすぎちゃったけど美味しく完食。罪悪感を覚えながらも汁まで慈しむように掬い取って終了。

元来、町中華は好きな私なのですが、これを「町中華らしい一杯」と一言で括れるかというと難しいように感じます。普段の行動範囲内でなかなかお目にかかることは出来ませんもの。築地市場という多くの人の目と舌に晒されて60有余年、そうした環境も手伝って作り上げられたように思われた、あっさり方向なんだけどそれだけじゃない生姜の効いた一杯でした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

その男性、ご主人ではありません。おかみさんがオーナー店主で、男性は元常連客でお手伝いしている立場だったりします。言われないとご夫婦って思っちゃいますよねw
点心もおかみさんの手作りで、特に焼売は名物です。デカいけん個数を間違えると大変な事になりますが、ジューシーで食べ応え抜群、再訪の機会がありましたら、是非お楽しみいただきたい…もちろん、瓶ビールで流し込むスタイルが最もオススメです。

Dr.KOTO | 2022年4月17日 18:10

Dr.KOTOさん、こんにちは。

入店し一目見てご夫婦と決めつけたら疑いもしませんでした。
何とまぁそういうことなのですか。この件に限らず、自信をもって間違い情報を発信していることが
多々あるかも知れないと思うと冷や汗ものですw
隣の後客さんが頼んでいたので気になった焼売。やはり名物なのですね。
次回忘れずにオーダーしてみたいと思います。

NSAS | 2022年4月18日 17:11