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開店時間11:30の1時間強前に到着。先待ちは無かったが、後続多数で開店時には長い行列が出来ていた。店内は奥に向かって細長い間取りとなっており、手前に3つのテーブル席、その奥に厨房に対面する1列のカウンターが設けられている。キッチリと清潔にされており居心地の良い空間だ。男性3名による切り盛りで、接客は良好。

本メニューを選択。暫く待って配膳された。

スープは、透明度の高い塩清湯。表層を覆う鶏油で、やや黄色味がかった色合いを呈している。
飲んでみると、魚介系等の和出汁感がしっかりと主張。突出する要素は無いものの、上質感を伴う複合的な風味旨みが豊かに口中を満たしてくれる。一方、鶏の出汁も丹念に抽出されており、ベース部分を強固に形成。鶏油の果たしている役割も小さくないが、クセや過度の重さは抑えつつ、十分以上のコク、味の厚みが打ち出されている。さらに、香味野菜系の出汁が明瞭に感得され、味の深み、奥行きが実に印象的。
塩ダレの立ち方は、まさにジャスト。余計なトガりを排除しつつ、何ら不足の無いキレをもたらしており文句無し。
全体として、押し付けがましさ皆無の芳醇な味わい。この上質感、作り込み具合は見事の一言に尽きる。
終盤、カウンター上の黒胡椒を加えてみると良い味変になってくれたが、これは不要という気もする。

麺は、真っ白いストレート細麺。全粒粉入りのようだ。
橋で手繰る分には実にしなやかな質感なのだが、実際に食べてみると、しっかりとしたコシを有している。表面の平滑性と適度な歯応えが実に心地良く、啜り心地と咀嚼、喉越しを存分に楽しむ事が出来る。風味旨みもあり、「支那そばや」のDNAが色濃く感じられる上質の麺だ。勿論、スープとの相性も申し分無し。
量はやや多めという印象。具、スープと合わせると、自分にはこれ一杯で十分な満腹感が得られた。

具として、チャーシューは、豚ロース肉と鶏胸肉が2枚ずつ。前者の中、1枚は煮込みで驚く程の柔らかさ。もう1枚は縁の紅い焼豚で、適度な食感。いずれも上質の肉に丁寧な味付けが施されており、極めて美味。後者はプリプリとしながらも非常に柔らかく、肉の良さを生かした控えめな味付け。こちらも美味。
雲吞は2つ。餡の肉の旨み、皮のしなやかな質感を楽しむ事が出来て文句無し。
味玉は、黄身トロりの仕上がり。非常に濃厚な味わいで非常に美味。
穂先メンマは2本。特有の軽い食感が心地良い。味付けも丁寧に施されており、良い箸休めとなっている。
青菜はパリパリ食感と仄かな苦みが実に良いアクセント。
フライドオニオンは、主張し過ぎる事は無いものの、程好い香ばしさが味に良い変化をもたらしてくれる。
他に、中央に細かく刻まれた葱がトッピングされている。

今となっては新鮮味が感じられ難い系統ではあるものの、細部に至るまでクオリティが突き詰められており、説得力十分。迫力すら感じられる一杯を堪能する事が出来た。この行列ぶりにも頷けるというものだ。

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