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「あつつけ麺(普通盛)680円」@東池袋大勝軒 新化の写真1階が満席だったため、2階席に座らされた。
そのせいか、出てきたつけ麺が、かなり乾いていた。
これが2階席ゆえに配膳時間がかかったせいなのか、それとも“ゆで置き”麺を使用しているからなのか、気になるところである。
いずれにせよ、「東池袋大勝軒」を名乗る店が、こんなぱさぱさの麺を客に供するようでは失格であろう。

麺は、「東池袋大勝軒 本店」と同じ中太麺なのだが、本店のツルツル感がまるでない。何やらスパゲティの化け物を食べているような気がしてくる。麺自体のうまみも感じられなかった。

スープは、本店の味を巧みに模倣しているが、本店の特徴である“甘辛酸味”が明確に感じられず、しかも“ぬるい”という2点で、わたしには不合格に思えた。

さらには、店内に流れるR&B系のJポップも、安っぽい町場の食堂みたいな雰囲気で、うっとうしく感じられた。本店に低く流れるジャズの調べが、何とも小粋に懐かしく思えてきたことだ。

総じていえば、本店で修業を積んだであろう店主が、新味を追求するあまり、とりあえず本店と違うことをしてみた、という印象だ。
本店はジャズを流しているから、自分の店ではJポップ。本店のスープは酸味が強いから、自分の店では抑えてみたという次第。しかし、そこには目算や目的意識が希薄で、とりあえずやってみた感が強い。

それを象徴するのが卓上に8個も並べられた調味料のボトルだ。「柚子」「お酢」「一味」「チリ」「らー油」「胡椒」「カレー」「ラーメンタレ」。これらを使って自分好みの味にセッティングせよ、というのは一見親切に見えて、その実、店主の自信のなさ=混乱を象徴していると思う。

さらにいえば、この店の売りである“野菜”は「二郎」のモノマネであろうが、大勝軒の味に、二郎の野菜をジョイントさせたら、さぞ素晴らしいラーメンが、人気商品ができるであろうという安易な考えが、この店の愚かさを象徴している。

このレベルのラーメンで680円は安い、と考える人もいるようだが、わたしはそうは思わない。ここで、本店と新化をポピュラーなもりそば(つけ麺)で比較してみよう。

【本店】                  【新化】
並700円/340g(㌘当たり2.06円)  小680円/200g(㌘当たり3.4円)
中800円/550g(同1.45円)      普680円/300g(同2.27円)
大900円/800g(同1.13円)      大780円/450g(同1.73円)

このようにどのボリュームの場合でも、進化は本店より割高なラーメンになっている。
しかも新化では大盛りを食べても、本店の中盛りに及ばない。これだけでも、この店が「ラーメンをおなかいっぱい食べてもらいたい」という山岸イズムを何ら受け継いでいないことは明らかである。

店主には「東池袋大勝軒 本店」への再入門をお勧めする。
自分はどんな味のラーメンを、何円で、どのぐらいの量を売りたいのか――いま一度、自分の思考を整理すべきであろう。

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