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「富士丸ラーメン:750円」@ラーメン富士丸 神谷本店の写真※ダラダラと書いたため長いです


ラーメン図書館から10年ぐらい前のラーメン本を探し出し、読む。かつてあった懐かしいお店、今もなお大人気のお店、聞いたこともないお店など、時代を感じさせます。
すると中に「ラーメン二郎(赤羽店)」がありました。なんでも店主の吉田さんは二郎の味に惚れこんで、総帥に修行を泣きそうになりながらお願いしたらOKを貰ってその日のうちに仕事を辞めたとか・・・。
この男らしいエピソードに感動して訪問することを決意。
目黒店と仙川店はこの赤羽店で修行して独立したんですね。初めて知りました。
それにしてもこんなに二郎を愛していたのに、なぜ二郎の冠を外してしまったのか、大人の世界とは不思議でございます。

赤羽駅からヌチャヌチャと練り歩き、迷いに迷って1時間ほどで到着。18:00ごろ。まだ開店しておりませんでした。
待ちは10名ほど。いつ開店するんでしょうか。立て看板には「本日6時すぎから」と実にアバウト。
18:17に開店。さて初訪なのでデフォで。お、珍しく(?)も座敷席が3つあります。これなら複数人で行っても一緒に食べられそうですね。
カウンターは7席あるんですが、座ることができるのは4名までのようです・・・。謎の極み。
カウンター上には背脂がたっぷり満載された丼が3つも・・・。なんという恐ろしいオブジェ。
さて待ちます。何やらまだ仕込みをしているようで、麺を茹でません。18:25に麺を投下。
店内を眺める。総帥と一緒の古い写真が2千円とともに飾られていますね。どうやら仲違いしたわけではないようです。ほっ。
助手さん、座敷席のお客さんにコールを聞き始めました。ふむ?
そして結構早く麺が茹で上がり、吉田さんが助手さんに合図。すると助手さんがはっきりと大きな声で座敷席のお客さんのコールを唱えます。ほうほうこういう仕組みなのですね。
カウンターのお客さんは他の二郎と同じく、吉田さんによる「ニンニクは入れますか?」でした。
皆さんアブラのコール率が異常に高いです。さすが富士丸に通いつめる人達。
ヤサイの盛りが結構良いですね。マシコールしなくてもなかなかのタワーです。

そして18:44に遂に私もコール。ニンニクのみで。いただきます。
むっ、イイですね。この脂ギッシュなギトギトスープ・・・。二郎ではなくまさに富士丸です。
豚骨醤油スープは微乳化ではございますが、強烈な液体油の量ゆえに乳化してるしてないなんてどうでもよくなります。これは一般人には薦められない・・・。
脂の他には意外と暴力性はございません。カエシは程々に効き。豚出汁もまあまあ。化学の味もそこそこで、全体的に甘みがやや目立つ程度で、味のバランスは良くて美味しゅうございます。
麺が!麺がとても美味しい!小麦の味が溢れるとっても私好みな麺です。思ったより麺は細めで、中太縮れ平打ちゴワゴワ麺。このゴワッとしてボクッとした食感がたまりません。
いやー、それにしても良い風味の麺です。さすが2階を製麺所にしてるだけあります。打ちたてに違いない(適当)。量はそれほど多くはなく、270gほどでしょうか。
豚さんはかなり味を濃く煮付けた煮豚さんの塊が3名ほど。この味の濃さが全体のかなりのアクセントとなっております。ネッチョリとした歯ざわりながらしっとりと美味しい豚さんですね。
固茹で半玉子が特徴あるオブジェですね。味はいたって普通の固茹で玉子です。
ヤサイはとてもクタクタ。でもシャキシャキも良いですが、クタクタでもそれはそれの良さがありますね。キャベツ率まあまあ。ノーコールだとちょっと寂しい盛りですね。クタヤサイ好きの方はコール必須。
ということで美味しく、そして脂を避けつつムシャムシャと完食。満足いたしました。
丼をカウンターに・・・上げちゃダメなんですねこちら。ふう危ない危ない。会釈して退店。
退店後も待ちは10名ほど。もう10年以上も行列店というのは凄いですね。

満足な一杯でございました。ちょっと猛烈に待たされますが、優良店でございます。軽く殺伐としながらも接客は良いです。
やはりジロリストなら店の雰囲気含め、絶対食べるべき一杯でございましょう。
次は国産ブタメンを堪能したいですね。


ラーメン本のおまけ

「二郎に弟子入りしようと思ったきっかけは?」
吉田「10年前(90年代初頭)、初めて二郎で食べてショックを受けたんです。スープも麺も強烈ですから。それから1年間毎日通いましたね。1日2回食べる日もしょっちゅうありました」
「あの脂ギトギトラーメンを毎日!すごいハマり方ですね」
吉田「毎日食べないではいられませんでした。しかも必ず大ダブルで」
「食べるだけじゃ飽き足らなくなって、修行しようと?」
吉田「最初は作り方を盗もうと思ったんですよ。行くたびに厨房をチェックして、タレの醤油もスープの材料もだいたいわかった。あとは麺だけだと」
「ラーメン店志望者恒例の製麺所チェックをしたんですね」
吉田「ええ、朝早く店の前で張り込んで。しばらくすると、麺箱を持った人が現れた。ところが近付いてったら、店のオヤジさんなんですよ。それで自家製麺だって気付いて。独学じゃ無理だ、修行するしかないと思って、その場で頼み込んだんです」
「いきなり?」
吉田「ええ。泣きそうになりながら必死でお願いしたら、明日から来いって言ってくれたんです」
「いきなり次の日からって言われても、仕事もあったでしょう?」
吉田「でも神様に来いって言われたら行くしかないでしょう!その日のうちに強引に仕事を辞めて、次の日から修行に行きました」
「修行はどんな感じ?」
吉田「オヤジさんは職人肌ですから、すべて勘なんですよ。材料も『コレはコレぐらいだ!』という調子で。やっぱり『どれくらいですか?』とは聞き返せないんですよ。神様の言葉には納得するしかない」
「師匠とは今でも会ってます?」
吉田「悩んだときには会いに行きます」
「他の二郎と交流は?」
吉田「どこにも行ったことありません。僕にとって二郎は三田だけですから。ウチだって看板が一緒なだけで、本当の二郎ではない。世の中で唯一、三田だけが二郎なんです」

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