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またまた千歳船橋。雨上がりのチトフナは、夜空が曇天としていて空気もアスファルトもどこか寂しげな感じ。ラーメン屋さん巡りは、大事な趣味の一つではあるけど、こんなオセンチな夜は飲み屋さんの開拓もいいなとふと思う。しかし、今夜も戦略的目標はやはりラーメン屋さん。やはり前から気になっていたお店です。

外観は赤提灯の飲み屋さん的な感じなので、中の雰囲気が気になるところ。赤くヨレヨレの年季の入った暖簾をくぐり入店。決して店自体新しくはないのだけど、店内は清掃が行き届いていて、店外の店構えから得た印象よりも綺麗でした。何か隠れ家的なものがありますね。お冷の水差しに見覚えが。どうやらお冷は、沿線に展開しているスーパーOdakyuOxのエンジェルウォーターかな。スタッフは2名。ご夫婦での営業のようです。壁にデカデカと達筆な「支那そばや祥兒郎」の文字。これは開店当初からのものでしょうか。いつのまにか開店当初のご夫婦のラブスートリーなど勝手に空想してラーメンを待ちます。ほどなくラーメンが登場。

実食。これ以上ないほどの伝統的、基本に忠実な醤油らーめん。支那そばというと、醤油らーめんでも一種別にジャンル分けでもできそうなカエシや出汁の風味があるものを想像することもあるが、ここのは昔ながらのど真ん中の醤油らーめんの味。21麺さんの言葉を借りれば、「何の変哲もない」味。確かに、業務用のタレとかスーパーで売っている3食入りの生ラーメンのような一般的な味がするのだが、なんだろう、やはり21麺さんの指摘通り、どこかちゃんとしている。

具は小ぶりのチャーシュー2枚、少量のほうれん草、ナルト、メンマ、薬味ネギ。特別なものは何ひとつないが、チャーシューは昔ながらの噛んで肉の味がするタイプ。ほうれん草と醤油味のスープがどこか家庭的な味わいを想起させる。醤油味のスープにほうれん草の苦味の記憶。そうだ、子供の頃からラーメンばかり食べたがる自分に、母さんが少しでも栄養をと、家で食べるラーメンにはいつもほうれん草を入れてくれてたなぁ。個人的体験からなんか郷愁を感じます。

ワンタンは、ちゃんと適度に肉量のあるものが5つ。無駄に強い味付けがなされているでもなくて、嫌味がない。たとえ極一般的な味のスープでもそれを壊すような愚は避けている様子。家庭でも作れそうだけど、それがまた親近感を感じさせる。

メニュー構成は、基本らーめんほぼ一本。餃子やビールはあるが、あくまでこの醤油らーめんを主に一本で営業をしている。ピリ辛なメニューもあるが、おそらくそれにはご基本らーめんに主人なりの工夫がちょいと加えられたものと推察され、次回に試したい一品だ。店を出るときになって、ようやく気付いた。そうか、ご主人はこの味が好きなんだ。色々なお店を食べ歩いていると、あまりに基本に忠実な味を出すラーメン屋さんを、ともすると、技術がないとか、アイデアがないとか時代遅れとか思ってしまいそうだが、そうではない。自分の好きな味を出す。ご主人が忠実だったのは、基本だけでなく、自分自身なのかもしれない。ごちそーさまでした。

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