なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2019年1月30日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区築地市場

チャーシューメン+しゅうまい2個

1950年創業の老舗。市場が豊洲に移転して、築地場外はどんな感じなのか行ってみた。なんのことはない、観光客でいまだに以前と変わらないくらいに賑わっていた。久しぶりに何度目かの「幸軒」。実はここのチャーシューメンやしゅうまいを食べたことがなかったのだ。

この店は築地場外、店と店の間の奥にひっそりとある。カウンターのみの小さな店で今は男性二人で若い方が調理の担当。ラーメンは700円で1個150円のしゅうまいを2個頼むとちょうど1000円。そういう頼み方をする人が多い。私はちょいと贅沢にチャーシューメン1000円としゅうまい2個300円なので計1300円。

チャーシューメンには柔らかいバラチャーシューが10枚。しっとりしてうまい。スープは優しい味わいだが豚骨と牛骨を使ったコンソメ風でじんわりおいしい。
麺は中細縮れ。

店名を「こうけん」と呼ぶ常連さんもいるようだが正式には「さいわいけん」。なぜ常連さんがそう呼ぶか?初代店主が佐藤幸吉さんで「こうちゃん」と呼ばれていたから。ちなみに長男は佐藤幸男さん。どちらも「幸」。

そして店の近くにテリー伊藤さんのお兄さんが玉子焼き屋さん(丸武)をやっているのは有名だが、そんなことも関係しているのか、テリー伊藤さんが昔から通っているお店としても有名。

しゅうまいは2個300円の店が多いがこちらは1個150円。でも多くの人が2個頼んでいる。出てきたしゅうまいの大きさに驚いた。一口では食えない。肉餡がたっぷりで甘さが後を引き、2個食べてお腹はいっぱいになるがもっと食べたくなる。ウスターソースが合う、という評判だがそのままでも十分においしくて私は何も付けずに全部食べてしまった。

たまには来てまた食べたいな〜。

お店データ

幸軒

幸軒

東京都中央区築地4-10-5(築地市場)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。