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2016年5月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区幡ヶ谷

塩そば

今年の3月頃に味をリニューアルした「金色不如帰」。そろそろ行っておくタイミングかな、と時間を作ってみました。
11時38分着で外待ち13番目。30分くらいで着席。
醤油そば850円。50円上がりました。

 そして登場!うわぁ〜もう見た目からしてオーラが漂っています。個人的に、出てきた瞬間にそのラーメンの「うまさ」とか「ちゃんと作った度」がわかります。盛り付けに現れます。

 そしてこの醤油そば、見るからに美味さMAX。盛り付けも完璧。ちゃんと作った度、100点満点。そんな感じです。
今回の醤油そばはより洋風に変化。以前の塩そばに近づいた感じがあります。自家製タルトゥファータ、セップ茸の自家製オイルとフレーク、九条ネギ。。。

フレンチ・イタリアンを食べてる私でも戸惑うカタカナ群。でも、そんな蘊蓄に惑わされてはいけない。スープを飲んでみる。おぉぉぉぉ〜〜〜〜。うまいようまい。普通のラーメンはレンゲで二杯くらい飲んで口を潤し、それから麺を啜る。しかし、レンゲで何杯飲んでしまっただろうか。うますぎる。完全にスープが「料理」になっている。でも、これはラーメンなんだ。と自分に言い聞かせ、麺を手繰る。馴染んでいる。全粒粉入りの中細ストレートがスープと一体化しているようだ。具の一つ一つも完璧。

そして迷わずに塩そば850円も。リニュアル前、私は塩推しだった。そして今回、醤油そばがその塩に近づいた、というか同じ方向で追い越したように思えた。ところが、その塩そばも追い越されてたまるか、というようにさらに進化を遂げていた。セップ茸のデュクセルやフレッシュハーブの使い方及びその効果が素晴らしい。いやはや驚きだ。ラーメンって、磨けばこんなにおいしくなるものなのか。まだまだ進化して行くに違いない!

余裕があったらどこかでもう一杯、なんて考えていたのにそんな余裕はない。お腹の余裕はあるが気持ちの余裕が無い。今日はラーメンを食べなくていい。いや、食べない方がいい。そんな気分にさせられた至高の二杯。もちろんW完(ダブカン:二杯ともスープまで飲み干しました)。

ミシュランで星を取った「蔦」が「Japanese Soba Noodles」なら、こちらは「洋風そば」といえよう。どちらも世界に誇れるラーメンだと言える。

お店データ

SOBAHOUSE金色不如帰

SOBAHOUSE金色不如帰

東京都渋谷区幡ヶ谷2-47-12(幡ヶ谷)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。