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2016年8月27日の大崎裕史の今日の一杯

京都府京都市中京区京都河原町

鶏白湯

地元の人のオススメで行ってみた。実はまったくノーチェックの店。「自家製麺」と「無化調」を謳っている。鶏白湯の方の平打ち麺は「アマニ」を使用したもの。関西ではこの麺が増えている。「アマニ」とは、「亜麻仁」とも書き、亜麻科植物の種子(仁)のことで、胡麻のような使われ方をすることが多い。それを練り込むことで風味を醸し出している。
メニューは「鶏煮干しそば」(中細麺)と「鶏白湯」(平打ち麺)があり、どちらも800円。なかなか強気な価格だが低温調理の豚チャーシューと鶏チャーシューが2枚ずつ入っているので、そんなに高め設定でもないと感じた。
やっぱり特筆すべきはスープ。国産鶏をじっくり煮込んだらしく、とろみがある濃厚さなのに、まろやかにスッと飲める。そして独特の香りが面白く、これが麺から出たアマニの風味なのかがわからない。都内で食べる鶏白湯とはちょっと違っており、食傷気味になってきた鶏白湯のスープでもこうして個性を出せば、まったく問題なく、おいしくいただけるのだと再認識。
帰り際に少し話をしたら、今年2月のオープンなのに9月には2号店を京都・白川に出店するらしい。勢いあるなぁ〜。関西はいわゆる資本系でもなかなかいい店をボンボン出店することもあるので、そのあたりが面白い。こうなると鶏煮干しそばも食べたくなってしまう。

お店データ

麺処 蛇の目屋

麺処 蛇の目屋

京都府京都市中京区紙屋町672 永原ビル 1F(京都河原町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。