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2025年9月25日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県横浜市港北区新横浜

地鶏醤油(1500円)

2025年9月25日オープン。前日のプレオープン試食会に参加させていただきました。ラー博用の記事も長文で書かせていただきましたので時間のある方はそちらも合わせてお読みいただけると嬉しいです。

そこでも書きましたが、個人的に「ラァメン家 69'N'ROLL ONE(ロックンロールワン)」(関東時代:Phase1)〜「らぁめん矢 ロックンビリーS1(スーパーワン)」(関西時代:Phase2)〜そして「ロックンスリー」(関東へ凱旋:Phase3)と位置づけており、今回はPhase3であり、第3局面の“味”。『水鶏系』の元祖の味は「2号ラーメン」で水と比内地鶏のみでスープを取っています。今までは100杯〜200杯前後の提供。しかし今回はラー博なので、一日の提供杯数が大幅に増えます。そこをどうするのか?というのが一番興味深いところでした。

ラー博のNOTEによると今回のラーメンはメニュー名が「地鶏醤油」(1500円、ミニかけ地鶏醤油680円)に変わり、さらに大きな変更は『比内地鶏を中心としつつも、全国の地鶏を日替わりでブレンドすること』となります。つまり、Phase2までのラーメンとは明らかに変わるわけです。なので、このラーメンを食べる人は『過去に食べたことがある人』と『ない人』に分かれることになると思います。『ない人』は首都圏の『水鶏系ラーメン』との食べ比べになるでしょう。『ある人』はPhase2までの記憶のラーメンとの比較になるでしょう。私は後者です。あえて、感想は伏せておきます(笑)。首都圏で嶋﨑さんに一番影響を受けた店舗は三ノ輪の「トイ・ボックス」です。「TRYラーメン大賞」四連覇で殿堂入りしたお店。Phase1で嶋﨑さんの元でお手伝いもしています。今日、たまたま試食会でも同席し、「昆布水つけ麺」の誕生(初期型)の瞬間に立ち会っていたことも聞きました。「昆布水つけ麺」や「煮干水つけ麺」とかいろいろ試した結果、「昆布水」が一番、となったそうです。

話を「水鶏系ラーメン」に戻して、今回食べた味をPhase3のスタートラインとして、嶋﨑さんも究極のラーメン職人なのでどんどん変えていくと思います。それもまた楽しみ。コレクターにもリピートさせてしまう魅力。そんなところも楽しんでもらえたらいいのかな?と思います。営業時間は長いし、定休日は無いし、嶋﨑さんは還暦だし、どうするんだろう?とも思います。必ず、嶋﨑さんが厨房に居るとは限らないわけです。その問題の解決策をいろいろヒアリングしたところ、福井県の「まほろば」という店の青山さんにサポートしてもらうとのこと。うわぁ〜未食だった。食べておけばよかった。いろいろ聞くと「嶋﨑さんより嶋﨑さんらしいラーメンを作る」とか「嶋﨑さんのストーカー」とか「嶋﨑さんの分身」とか、いろいろ。もちろん基本の仕込みやベースの味作りは嶋﨑さんでしょうけど、嶋﨑さん不在の時はその人が“分身”になるのでしょう。私は次回、あえて不在時を狙って食べに行こうと思っています(笑)。そんなこんなで個人的に今年一番の衝撃ニュース、『ラー博にロックンスリーオープン!』いよいよ9月25日からです。(私はもちろん完食完飲でした。丼の底には嶋﨑さんのシルエットが出てきます。)

お店データ

ロックンスリー

ロックンスリー

神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21 新横浜ラーメン博物館(新横浜)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。