なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2015年12月14日の大崎裕史の今日の一杯

和歌山県有田市箕島

角長醤油「匠」

12月13日現在、グルメ検索サイト「食べログ」のラーメン部門全国ランキングを見てみると1位「清乃」(和歌山県有田市)2位「あっぱれ屋」(京都府城陽市)3位「紫くろき」(秋葉原)4位「圓」(八王子)5位「一燈」(新小岩)となっている。しかし、調べてみると「清乃」は2013年から1位になっているようだ。全国1位なのでみんなが注目している店。そんな話題の店に遅ればせながらやっと行ってきた。なんせ有田市は遠い。新大阪駅からも2時間くらいかかる。最寄り駅の箕島駅からも徒歩20分という大変さ。しかも最近は昼営業しかしておらず、東京から行くには前泊すべきなほど。
和歌山県なので和歌山ラーメンを出しているかと思いきや、そういうメニューもあることはあるが、12月現在のメニュー構成は「角長醤油匠」(800円)「紀ノ国地鶏塩」(750円)「和歌山ラーメン」(750円)「有田ブラック」(750円)、それに加えて限定メニューが数種類。もともとはダイニングでラーメンを出したら好評でラーメンがメインとなったという経緯。頻繁にメニューや味が変わっているようで、その都度、よりおいしくしようと改善しているようだ。
「匠」を注文。正直、地方で800円というのはなかなか強気。それで人気になっているのだからすごい。「Wスープに3年熟成の「匠」を合わせた深みのあるあっさり味」とメニューに書いてある。スープを飲んでみるとその醤油の旨さが一際ヒカル。ガツンと来るわけではないがどんどんと飲み勧めることが出来るスープ。よくまとまった高級中華そばの雰囲気を漂わせている。実に素晴らしい。隙がない。金沢の「神楽」から教えてもらったという炭火焼きチャーシュー(別トッピング)がまた素晴らしい。「神楽」のチャーシューが変わってしまったので、これを食べられるのはここだけになるのか?これは遠いけどまた来て全種類制覇したいほどの高品質ラーメンであった。もっと早く来れば良かった。

お店データ

和dining 清乃

和dining 清乃

和歌山県有田市野696(箕島)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。