東京メトロ副都心線北参道駅に近い一角に2023年12月開店。同年3月から神奈川・大船駅近くのバーで間借り営業していた「鳥左近」が10月で終了し、こちらに店舗を構える形で移転。住宅や小規模なオフィスが連なって、こじゃれた店もそこかしこに見られる一帯は、JR千駄ヶ谷駅からも徒歩圏内。「麺と丼の店」を掲げ、「鳥左近」時代の鶏そばと親子丼を受け継ぎつつ、チキンカレーも加わっている。一品料理やクラフトビールなどの酒類も少しずつ用意されていて、軽く飲む人の姿も。鶏そばには塩味と醤油味があるので、基本メニューの鶏塩SOBAを注文。
この店で用いている鶏は「信玄鶏」や「大山どり」で、機械を使わずに職人が「手ばらし」した鶏肉をアピールしている。スープは化学調味料無添加を謳っていて、鶏出汁を強く感じる熱めのスタイル。あっさり味だが旨みは十分で、実直な味わい。中細ストレート麺は少しハリを感じる固さがある。具は鶏チャーシュー2枚と、メンマ代わりの細切り昆布。麺を啜る度に、白髪ネギの上にかけられた黒胡椒がスープの中に流れていき、徐々に胡椒が加わる仕組みはけっこう考えられている。
突飛な所はないものの、てらいのない食材の組み合わせでじんわりとした後味を楽しめる一杯。醤油味の鶏そばはもちろんの事、親子丼やチキンカレーも気になっています。
















