蔵前橋通り沿いにあった「Tsurumen Tokyo」の店長が、店を受け継ぐ形で2022年5月に開店。江東区南部に「東雲(しののめ)」という地名もあるが、こちらは同じ江東区でも北端の亀戸。駅からは少し歩き、昼のみ営業という事もあって躊躇していたが、この店の斜め向かいに「麺 ふじさき」が開店したので、連食を敢行。明るい店内は店主がワンオペで仕切っていた。醤油と塩の「らーめん」を提供していたので、醤油らーめんを注文。
鶏をメインにしながら、昆布や煮干しなどを感じるじんわりと旨みが広がり、物足りなさのない丁寧なスープ。そこに背脂がうっすらと、それでいてしっかりかけられていて飽きがこない。店内に置かれている手回しの製麺機で毎日切り出しているという、自家製の中太麺もしっかりと茹でられていて、啜る度に麺の縮れがリズミカルに舌に響いてくる。スープや背脂をまとって口に入ってくるのも嬉しい。チャーシュー2枚を噛めば、しんなりとした食感が響き、更に、鶏つくねの滑らかな味わいがスープと絡んでアクセントになっている。
トレンドになるような新しさと、安心できる懐かしさ。どちらかを強調するラーメンが多い中、どちらも感じさせて偏らない。そんなバランスを素晴らしく感じた一杯でした。

















