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2017年1月22日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区荻窪

半ラーメン+ほうれん草炒飯

この店を最初に知ったのは通称「ぴあ本」の赤本(1995年発行)。
創業43年の老舗。この頃はまだ「本に紹介されているメニュー」を信じて注文していた。なので食べたのは「からしラーメン」。
そして1998年に登場した通称石神本にも載った。その時はラーメン。それを見た私は、「えっ!?ラーメンもうまいの?」という気持ちだった。
今回が3回目の訪問になる。年末に録画して溜め込んでいたラーメン関係の番組を見ていたら、ここが紹介されていた。「菅原文太が愛したラーメン」というような内容だった。家が近いこともあり、また庶民的な役を演じる時は必ず来ていたという。
なんだかとっても食べたくなる紹介だった。
そしてちょうど半チャンラーメンを食べ歩いている時だったのでチャーハンもラーメンもおいしい店ならちょうどいい、と思ったのだ。
しかし、たっくさんあるメニューを眺めても半チャンラーメンは見当たらない。多くの人が頼んでいるのは「半ラーチャーハン」なのだ。そう、炒飯が普通の量で半ラーメン320円というメニューがあるのだ。ここはチャーシューがおいしいので「半ラーメンにチャーシューを加えてもらうことはできますか?」と聞いたら「できますよ。600円増しになります。」一瞬、耳を疑ったが「チャーシュー単品」ということになるようだ。プラス600円はさすがに諦めた。
炒飯にもいろんな種類があり(十種類くらいある)、人気の「ほうれん草炒飯」900円を注文(半ラーメンと合わせて計1220円)。
細かく刻まれたほうれん草が炒飯に混ざってあっさり仕上がっている。なぜか味濃いめのバラ肉がのっており、薄味の炒飯と濃い味のバラ肉との相性がよい。
そして半ラーメンだが、麺の量が少ないことを除いてはほぼラーメンと一緒。通常のラーメンが650円(これも安い)に対して、この半ラーメンが320円というのはサービス価格といえる。ただし、当然ながらセットでしか頼めない。
このスープが実においしい。一般的な中華料理店で出すラーメンとは違って、実に濃厚で味わいがある。中華料理店のスープはどちらかと言えば脇役だが、これはラーメンスープとして作っていると思われる主張あるもの。
餃子もチャーシューも食べたかったので、また近日中に行ってみたい。

お店データ

中華徳大

中華徳大

東京都杉並区荻窪5-13-6(荻窪)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。