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2022年8月30日の大崎裕史の今日の一杯

東京都世田谷区下北沢

中華そば

創業1984年なので、38年。もはや老舗の域。シモキタ育ちの女優・小池栄子が好きと言って憚らないお店。子供の頃から食べているらしい。私が初めて食べたのは1990年頃。それ以降、何度か食べているが今回は随分久しぶり。

今週末、新横浜ラーメン博物館の企画「あの銘店をもう一度」の第4弾が敦賀の「一力」なのだが、この「一龍」は同じ『敦賀ラーメン』なので、改めて先に食べに行った次第。私の記憶と都合が悪くなった政治家の記憶は曖昧なもので(最近もどこかでこの言い方を使った)、私の記憶の印象がかなり違った。もう少し白濁した豚骨醤油と記憶していたが、清湯とまでは言わないにしても、その中間くらいのスープだった。そして、程よい縮れと固さの麺。啜って唇を通る感じと口に入ったときの食感がとてもいい。

スープは豚骨鶏ガラベースの醤油味。前記したようにもう少し濁ったスープだと思ったが半濁くらいのキラキラした醤油味。モモ肉チャーシューもいい。これならチャーシューメンでも良かったが、チャーシューメンにするとこの店のキーポイントである紅生姜が入らない(見えないだけか?)ので今回は諦めた。次回は絶対チャーシューメンにしよう。

というわけで、印象とは違ったがいい方に違っていたのでビックリ。こんなにおいしかったか?確か、お店でも世代交代があったはず。それでさらにおいしくなったのか?来週にでもまた食べに行きたいくらい。

この店は福井市の「一龍」から教えてもらって始まった。そしてその「一龍」は敦賀市の「一力」で修業をしている。つまり、「一力」から見ると孫弟子のような存在。
かつて、福井ラーメンツアーで敦賀市の「一力」も福井市の「一龍」も食べに行ったことがあるが、懐かしい思い出。今、福井市のお店は閉店し、そこで働いていた人が同じ場所で独立して「天龍」としてオープンしている。そこにも行ってみたい。

お店データ

一龍

一龍

東京都世田谷区北沢2-30-11(下北沢)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。