店名に「代目」がつくラーメン店がある。「元祖一条流がんこ」は弟子が独立すると、「けいすけ」は新しい味の店ができると「代」が増えていった。豚骨ラーメンチェーン店「哲麺」には、「六十三代目」があるという。
そういったケースとは異なり、この店は4代目が立ち上げた店。千葉県船橋市の下総中山駅北口、中山法華経寺に通じる参道沿いで1931年に創業し、3代続いてきた「中華料理 松屋」は、町中華として愛されてきた店。会社員だった4代目が先代から場所を受け継ぐことになり、ラーメン店で修業した後、2017年にラーメン専門店としてオープンさせた。開店後も常に味をブラッシュアップさせ、メニューもリニューアルしている。現在は「しょうゆ」「しお」「みそ」「辛みそ」「たんたんめん」の5種類に、期間限定ラーメンも頻繁に繰り出している。麺は「中細麺」と「中太平打麺」から選べるので、「しおらぁめん」を中細麺で注文。
アツアツのスープは魚介の香りと動物系の旨みが絡みあい、力強い輪郭を舌に感じる。細麺は全粒粉を加えながら固すぎず、プルンとした食感が印象的。スープを丁寧に拾っていく印象もよい。青菜やお麩、極太メンマが見た目と味にアクセントを加えてくれるが、圧巻なのが肉。2枚のチャーシューだけでなく、2種類のつくねものっている。つくねには「軟骨」が入っていて、そのコリコリした食感が攻めてくる。軟骨は噛み切れないほど固いが、存在感を口の中全体に残してくれる。
醤油味も改良を続けているので改めて食べたいし、注目したい限定ラーメンもいろいろと登場する。常に目が離せない注目の一軒です。
















