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2021年12月30日の山本剛志の今日の一杯

東京都練馬区江古田

「塩ワンタン麺」(1,100円)

飲食店ではよく「味がよければ場所は関係ない」と言われる。でも実際は、店が知られなければ食べてもらえず、味も伝わらない。
「麺や金時」が2012年に開店したのは、江古田駅からも、小竹向原駅からも少し歩く場所。わざわざ食べに行こうと思わなければたどり着けない。もうすぐ開店10年になるが人気を継続しているこの店は、場所のハンデを味で打ち返したといえる。
 この店のご主人は、千葉県銚子市で「中華工房 幸貴」という店を2010年に開店。本格的な汁なし担々麺と塩味・醤油味のラーメンを提供して人気に。その評判を聞き、私も銚子まで食べに行きました。2年後に現在の場所に移転して店名も新しくなり、味もブラッシュアップ。しっかり辛くて痺れも強い、中太麺使用の「汁なし担担麺」がここでも人気だが、ラーメンも人気メニュー。久しぶりに塩ラーメンを食べてみようと思った時に、気になったのが「塩ワンタン麺」のボタン。
 スープには鶏の旨みがたっぷり感じられて、それだけでも深みがあってグイグイ飲みたくなる。綺麗に折り畳まれた細麺を一気に啜らせる。細長い青ネギの上にのった辛味がちょっとしたアクセントになっている。巻いた鶏モモチャーシューも、滑らかな海老しんじょも丁寧な作りだが、何よりも驚くのが巨大なワンタン。クワイも入れた肉餡が、やや厚いワンタン皮にたっぷり包まれて、折り畳んでいるので、1個ずつ食べようとすると口の中がワンタンだらけに。今まで「汁なし担担麺の人気店」「塩ラーメンの実力店」として語られてきたこの店は、「ワンタンが凄い店」としても記憶に刻まれました。

お店データ

麺や金時

麺や金時

東京都練馬区小竹町1-2-7(江古田)

このお店の他の一杯

    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。