1978年に創業し、神楽坂駅近くの路地にあるこの店。古くからラーメン本にしばしば掲載されていた。鶏チャーシューとレタスがのる「東京ラーメン」や、野菜たっぷり「りゅうほうめん」、夏季限定で超幅広の錦糸卵が見た目のインパクト抜群の「冷やし中華」と、個性的な麺メニューが並ぶ。
「チャーハン」が一番人気で「町中華」の一面も見せるが、鍋を使った一品料理は「回鍋肉」「麻婆豆腐」「肉野菜炒め」に絞り込まれていて、麺が主役なのかもしれない。そういえば、店頭のテントには「The Lahmen」と大書されている。
通し営業が嬉しいこの店、夕方には既に先客が集っていて、一つだけ空いていたテーブルに座る事ができた。この店に再訪したのは、中華料理店でも見かける機会がなかった「トマトたまごラーメン」という名のメニューを知ったから。
とろみある「トマト玉子炒め」が、甘酢餡を少し加えてスープの上にのせられている。トマトの酸味が、軽く濁った鶏メインのスープが持つ旨みとコントラストを描いている。スープの「鶏」と「玉子」の相性は当然よくて、青菜も絡めた「トマトたまご炒め」は中華で定番の一品。カニ玉をのせた「天津麺」があるのだから、トマト玉子炒めがのっても不思議はないのだけど、中細麺をグイグイ啜らせるこの勢いは、これまで知らなかった組み合わせの妙かもしれない。
「とろろラーメン」や「麻婆麺」、冬季限定の「生姜ラーメン」も未食なので、神楽坂に来る度にこの店に立ち寄る理由がある。そして、「ラーメンを食べなくては」と思っているうちは、この店の名物「チャーハン」にはたどり着けないのかもしれない。
















