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2021年12月24日の山本剛志の今日の一杯

東京都新宿区神楽坂

「トマトたまごラーメン」(720円)

1978年に創業し、神楽坂駅近くの路地にあるこの店。古くからラーメン本にしばしば掲載されていた。鶏チャーシューとレタスがのる「東京ラーメン」や、野菜たっぷり「りゅうほうめん」、夏季限定で超幅広の錦糸卵が見た目のインパクト抜群の「冷やし中華」と、個性的な麺メニューが並ぶ。
「チャーハン」が一番人気で「町中華」の一面も見せるが、鍋を使った一品料理は「回鍋肉」「麻婆豆腐」「肉野菜炒め」に絞り込まれていて、麺が主役なのかもしれない。そういえば、店頭のテントには「The Lahmen」と大書されている。

 通し営業が嬉しいこの店、夕方には既に先客が集っていて、一つだけ空いていたテーブルに座る事ができた。この店に再訪したのは、中華料理店でも見かける機会がなかった「トマトたまごラーメン」という名のメニューを知ったから。
 とろみある「トマト玉子炒め」が、甘酢餡を少し加えてスープの上にのせられている。トマトの酸味が、軽く濁った鶏メインのスープが持つ旨みとコントラストを描いている。スープの「鶏」と「玉子」の相性は当然よくて、青菜も絡めた「トマトたまご炒め」は中華で定番の一品。カニ玉をのせた「天津麺」があるのだから、トマト玉子炒めがのっても不思議はないのだけど、中細麺をグイグイ啜らせるこの勢いは、これまで知らなかった組み合わせの妙かもしれない。
 「とろろラーメン」や「麻婆麺」、冬季限定の「生姜ラーメン」も未食なので、神楽坂に来る度にこの店に立ち寄る理由がある。そして、「ラーメンを食べなくては」と思っているうちは、この店の名物「チャーハン」にはたどり着けないのかもしれない。

お店データ

中華麺店 龍朋

中華麺店 龍朋

東京都新宿区矢来町123(神楽坂)

このお店の他の一杯

    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。