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2021年12月25日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区神泉

パーコー麺、餃子4種盛り合わせ、鶏もも1枚唐揚げ

旧「幸楽苑 道玄坂店」が業態変更し、2021年12月22日にオープン。
幸楽苑の創業は昭和29年。ただし、創業時の名前は「味よし食堂」といい、会津若松市の繁華街通り・神明通りに面した6坪の店舗で従業員3人でのスタートだった。開店当時のメニューは、ラーメン35円、天ぷらうどん25円、うどん20円というメニュー構成だったという。この「味よし食堂」は昭和41年に「幸楽苑」と名前を変え、事実上の幸楽苑の1号店となる。二代目社長が東京で働いていた「幸楽飯店」から名前を借りたらしい。
私の兄の話だと私はここによく食べに行き、「おいしい、おいしい」と喜んでいたらしい。ただし、年度をたどると私が5歳から7歳くらいの話なので本人(私)は覚えていない。幼少期はライオン堂(現リオンドール)の食堂か、こちらで食べていたようだ。
そんな「味よし」の餃子と名前を55年ぶりに復活させることになったのだ。実は少しの期間、「味よし 赤坂店」(【旧店名】AJIYOSHI 1954)があったのだが、餃子バルとしては創業以来初。名物は「味よし食堂」創業当時の“揚げ焼き”を再現した「焼き餃子」。しかもアレンジ餃子も4種類。「鶏モモ1枚から揚げ」や「もつ煮込み」などの定番メニューも用意。さらに、「パーコー麺」「餃子定食」などの食事メニューも充実。
お一人様はカウンターでタブレット注文。複数の場合はテーブルで紙メニューを見ながらワイワイと。
明るく広い店内で秋葉原店でも思った好感接客はこちらでも十分に発揮。五反田の「そのだ」あたりが競合になるのだろうか?
頼んだのは、餃子4種盛り(バジリコ、ナポリタン、インディアン、メキシカン)と鶏モモ1枚唐揚げ、酔わないレモンサワー(ノンアル)、2杯目に酔わないジンジャー。〆にパーコー麺。〆て2840円とお安くお腹いっぱい。
餃子4種盛りは一人では多かったが(笑)、とてもバラエティに富み、楽しめる餃子だった。鶏ももはトナリのケンタッキーが並んでいたがクリスマスには“鶏っ!”という感じでおいしかった。隣の人のデカい鶏唐揚げもおいしそうだった。
〆のパーコー麺は揚げ物の後に揚げ物付きのラーメンだったのでなかなか大変だったが、頼み方を変えれば〆のラーメンとしてパーコーはつまみとして、食べられるかな。でも、本音で言えばシンプルなラーメンも欲しいところ。
渋谷の大箱店(85席)なので失敗は許されないだろうし、少しずつの調整・変更はしていくかもしれないが会津創業の屋号なので会津出身としては応援したい。

お店データ

餃子の味よし 渋谷道玄坂店

餃子の味よし 渋谷道玄坂店

東京都渋谷区道玄坂2-16-6(神泉)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。