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2024年4月18日の大崎裕史の今日の一杯

東京都葛飾区京成立石

ホルモンメン(900円)

ラーメンデータベースで90ポイント以上なのにまだ「今日の一杯」で取り上げてないお店シリーズ。「90.21」(2024年4月17日現在)
1992年 貴生 奥戸で創業。
1997年 貴生 松戸本店開店
2000年 貴生 稔台店開店
2003年 貴生 東金店開店(閉店)
2007年 貴生 草加店開店(閉店)
2017年5月 貴生 奥戸店閉店
2017年5月 奥戸店のスキンヘッド店長が「一力」を立石にオープン。
「貴生」は「弁慶」出身との噂もあったが、その昔、「東京1週間」にそのように掲載されたときに「弁慶」店主から「違う」と連絡が入ったらしく、その系譜ではない。「貴生 奥戸店」には1990年代に何度か行った。かなり好きだったが、車のない私は誰かに連れて行ってもらうか、タクシーで往復するしかなかったので思ったほど、行けてはいない。市川に住んでいた頃、往復4000円くらいかけてタクシーで行ったのもいい思い出。

店の場所は、京成立石駅徒歩4分。内藤大助などが所属していた宮田ジムの隣。 「貴生」同様、夜のみ営業。「貴生」時代は午前3時までやっていたが、ワンオペだし、時代の流れもあって17時から23時で終了。
また「奥戸店」は閉店したが、松戸市にはまだ2店舗残っている。

入店すると、まず券売機で食券購入。主なメニューは、かけラーメン550円、ラーメン800円、ホルモンメン900円、みそラーメン900円、みそホルモンメン1000円、つけ麺小900円、みそつけ麺小1000円、他。

おそらく、みそホルモンメンが一番人気だがこの日の気分は、ホルモンメン。
店内は、厨房を囲むL字型カウンター8席(5席・3席)。平日の17時に先頭で入店。後客5人。
厨房にはスキンヘッドの店主、ワンオペ体制。調理・配膳・片付け・洗い物まで全部一人でこなしている。
BGMはなし、暗めの店内。箸は洗い箸でエコ仕様。卓上調味料は、おろしニンニク、一味唐辛子、GABANブラックペッパー、酢。
そして待つことしばし、「ホルモンメン」完成。
かなり間口の広い丼で登場。
具は、ピリ辛ホルモン、濃い色の味玉、メンマ、ゆでモヤシ、海苔、きざみネギ。
あと、“具”と言ってもいいくらいのたっぷり背脂がスープ一面に。
ベースのスープは、あっさりとんこつ。スープの色が見えないくらいの背脂。この背脂はくどさがなく、甘味のある心地よさ。背脂好きにはたまらない量。逆に背脂が苦手、または嫌いな人は食べに行かない方がいいくらい。
ホルモン(と言っても煮豚も混ざってるかな?)からピリ辛のタレがスープに溶け出して、少しずつ味変。そしてホルモンが柔らかく、おいしい。
麺は菅野製麺所製、加水低めの太平麺で独特の食感が面白い。個人的には好きな麺。
こういうタイプのラーメンが90ポイント以上で高評価を受けていること自体が嬉しい。

お店データ

一力

一力

東京都葛飾区立石7-7-11(京成立石)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。