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2025年1月7日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区八丁堀

特製ラーメン(1350円、味玉を燻玉に変更+50円)+セアブライス(300円)

2024年12月24日にオープン。「東京スタイルみそらーめん ど・みそ」が手掛ける新業態。店名の読みは「あずまちゅうはち」。“創業昭和99年”と書いてあったり、店名にもなんか意味がありそう。店長が「東(あずま)八中(はちちゅう)」出身とか。あ、「中八」だった。先行者の投稿には店名の由来は書いてなかったので、店に行ったら聞かないと、と思っていた。昨年中はまったく気が付かなかったが、お店に向かっている電車の中で閃いた。
「ん?東京都中央区八丁堀の頭を取ったものだ!」
謎解きが解けたときのようにすっきりした。帰りにスタッフに答え合わせをしたが正解。読み方を変えたのは、あまりにもそのままだとナンなので“とう”を“あずま”に変更したとのこと。

店の場所は八丁堀駅A5出口徒歩4-5分。完全キャッシュレスで決済方式が独特。私も店頭で少し手間取ったが、私のあとに来た複数人も戸惑っていた。一度、購入すると次回からは楽になるらしい。店舗に着く前にスマホで「issuepanda」で事前オーダー。サイトは公式「X」やインスタからリンク。決済はクレカ、PayPay、他。店舗では事前決済で発行されたQRコードを端末にかざすと食券が発券される仕組み。なかなか斬新だが、今後増えていきそうなシステム。

主なメニューは、
特製ラーメン1350円
チャーシュー麺1500円
燻製玉子ラーメン1100円
ラーメン900円
味玉ラーメン1050円
辛ラーメン上記各+100円
セアブライス300円、他。食券回収時、無料トッピングの味付け背脂とニンニクの有無を聞かれる。

デフォのラーメン(煮豚チャーシュー入り)には入ってない「窯焼きチャーシュー」も食べたかったので特製にして、味玉を燻製味玉に変更(+50円)。さらに名物になりそうな「セアブライス」も購入。

店内は厨房前に真っ直ぐなカウンター7席、4人卓x3。平日の12時37分着で8-9割の入り。食べ終えた13時過ぎには随分空席ができていた。スタッフは厨房・ホールに男性3人。紙エプロンは発券機横からセルフで。

いけ麺さんのブログによると『ど・みそ代表宮本さんにお聞きしましたが、下頭橋など往時の東京背脂ちゃっちゃ系ラーメンが大好きで、それを現代風にアレンジ・ブラッシュアップ・再構築した、ネオ東京背脂ちゃっちゃ系』とのこと。
電車の中で読んだ中で「背脂チャッチャ+富山ブラック」という表現がなかなか的確で「先に書かれてしまった」と悔しがった(笑)。(後で気が付いたがいけ麺さんも書いていた。)

具は薄切り煮豚チャーシュー、濃い茶色のメンマ、きざみ玉ねぎ・白ねぎ、味付け背脂、細かい背脂、ブラックペッパー。そこに特製用の窯焼きチャーシュー、燻製玉子。
スープは清湯漆黒醤油味。醤油が立った濃いめの醤油ベースに動物性の出汁。そこに背脂と大量のブラックペッパー。なかなかジャンクでとても好み。背脂チャッチャよりも富山ブラック色が強めな感じ。味付け背脂がとても好印象で多めにできないものかな、とメニューを見直したが追加トッピングにはなかった。50円くらいで追加があるとありがたい。かといって、無料で背脂多めを可能にしてしまったら、ライスを頼むだけでセアブライスができてしまうので、それは無しだろう。
麺は浅草開化楼の太縮れ。どみその麺もウマいが、こちらも十分過ぎるほどおいしい。コンセプトにも合っている。
この手のラーメンとしては私には珍しく完食完飲。好きだなぁ〜。

セアブライスはご飯の上に味付け背脂をのせたもの。午前の仕事が長引いて出遅れたため連食する時間が無かったのとこのメニューを食べないことにはダメな気がして、頼んだが実においしかった。少し残ったご飯にスープをかけて当然ながらおいしい。

辛いバージョンはまたスープが違うようなので、機会があったら食べてみたい。
この歳なのであまり背脂を吸収してはいけなさそうだが、とんかつは95%ロースを注文するし、東京背脂チャッチャも燕三条の鬼脂も京都の背脂系も大好きだし、背脂を我慢するくらいならラーメン引退であろう。背徳感たっぷりだが、だからこそおいしく満足感もある。それにしてもこれを書いているのは夕方だが、今のところ、まったく胃もたれがない(笑)。いい背脂を使っているんだろう。

お店データ

セアブラーメン 東中八

セアブラーメン 東中八

東京都中央区八丁堀2‐8‐1 牧野ビル1F(八丁堀)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。