長野駅近くでもう一杯と考えていたら、佐久市に本店を置く「麺匠佐蔵」の支店がある事に気づいて南石堂町へ。2012年、長野市北部に「長野店」として開店し、2016年に「長野駅前店」として移転している。カウンター席が並び、ワンオペの店員さんが忙しく切り盛りされていた。「佐蔵」といえば、信州味噌のルーツとして知られる「安養寺味噌」を使った「安養寺味噌ラーメン」が看板メニューで、ラーメンイベントで食べた事もある。ところが、食券機に「おすすめ!」というPOPが貼られていたのは、左上に置かれた「溜まり中華そば」。「ふつう」と「こってり」から選べるとの事で、こってりで注文。
スープは澄みながら旨みが強く、羅臼昆布の存在感が効果的に表現されている。タレには和歌山県の溜まり醤油を使っているとの事で、醤油の濃さと、たっぷりかけられた黒胡椒がスープの輪郭になって、細麺をグイグイ啜らせる勢いになっている。具には香ばしい煮豚チャーシューを中心に、ほうれん草や穂先メンマと海苔が乗る。薬味の白ネギと刻みタマネギの辛味がアクセントになり、飽きることなくスープを口に運べる。
「こってり」コールで加わるのは背脂。その甘さがネギとのコントラストを出してくる。甘さと辛さ、そこに旨みも加わって一気に食べ進められる一杯は、見た目以上に個性ある一杯。
















