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2020年11月2日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区新馬場

五目ワンタンメンとカレーライス

インターネットが誕生して比較的早めの1995年に「東京のラーメン屋さん」というラーメンサイトを立ち上げた。「東京のラーメン店を全部掲載しよう」という意気込みでラーメン本やラーメン特集、あるいはテレビで出たラーメン店を次々に食べに行き、そのサイトに載せた。あるときはバス移動中に知らない店を見つけて、次のバス停で降りて食べに行ったこともある。通称「石神本」が創刊されたときに半分くらいが未食だったときには「いろいろ食べに行ける」というワクワク感と「やられた感」というか「敗北感」というか、いろんな気持ちが入り交じっていた(笑)。
今はネットで知りたい情報が簡単に見つかるので「宝探し」的なワクワクはない。(別の意味での「宝探し」はある)
先日、自動録画されていた「出没!アド街ック天国」をチェックしてたら、新馬場の回だった。5位が「街中華」。その中で「中華料理 あおた」という店が紹介されており、未食だったし、なんとなく行ってみようと思った。まさに90年代後半の「そこに未食の店があれば食べる」くらいの気持ちだ。
昭和36年創業なのに知らなかった。高齢の夫婦が二人でやっており、こういう店でよくあるパターンの夫婦喧嘩が勃発(笑)。五目ワンタンメン800円とカレーライス600円を注文。カレーは注文ごとに中華スープを使って作るようで多くの人が麺類と一緒に頼んでいた。今どきの店とはまったく違った感覚で「おいしかった」し、「来てよかった」と思えた。

新馬場と言えば「イレブンフーヅ」の存在を知り、初めて行ったときの衝撃は忘れられない。それ以降、何度通ったことか。
ここもイレブンのような住宅街にあった。調べてみるとBS-TBSの「町中華で飲ろうぜ」(玉袋筋太郎・出演)でも紹介されたようだ。知る人ぞ知る店なのかな。入口が二つあるのも面白い。(町中華探検隊も行っていた。)

お店データ

中華料理 あおた

中華料理 あおた

東京都品川区東品川1-35-3(新馬場)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。