油そばが早稲田で話題になったのは、この店が開店した2010年以降だと思う。武蔵野生まれの油そばを世界に広めたいという思いを持った男達が、都電早稲田駅交差点の一角で立ち上げた油そば専門店は、こじんまりとした店ながら小上がり席も用意している。現在は吉祥寺・神田・代々木・明大前と、学生に縁のある街に支店を出す他、地下鉄早稲田駅近くに「早稲田別館」も開店。狭い総本店を補完する形で2階は座敷席になっていて、グループ客には別館が便利。
基本の油そばは植物性油を使った「武蔵野系」と、ラードと背脂を使ってモヤシとキャベツなどを乗せた「特濃系」の2種類。その他にも油そばのメニューが豊富。
今回いただいたのは、総本店だけで2023年から販売されている「スタミナ牛スジ油そば」。こちらではつまみメニューとして「牛スジ煮込み」があり、それを「武蔵野系油そば」に合わせたら案外とマッチしたという。仕上げにネギ・卵黄・糸唐辛子・海苔を乗せて提供。
酢とラー油をかけて、しっかりとかき混ぜてから食べるのがこの店のスタイル。三河屋製麺と共同開発した極太ストレート麺を7分かけて茹で、モチモチしながら力強さも感じさせる。タレには醤油4種類の他、豚骨や香味野菜を合わせ煮込んでアクセントを出している。柔らかくて濃い味付けの牛スジ煮込みが、何と言ってもこの油そばのハイライト。卓上の溜まり唐辛子が麺とも牛スジとも、絶妙にマッチする。さっぱりさせたい時には酢や山椒もオススメ。
麺とタレ、牛スジが互いに絡み合って楽しめる一杯。ライスはもちろんの事、ビールとも相性がよさそう。
















