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2023年9月25日の山本剛志の今日の一杯

京都府京都市中京区四条大宮

ラーメン並(750円)

阪急大宮駅から四条通を西に、壬生川通を南に下りた、住宅街の一角。ここには1982年に創業したラーメン店「珍元」があった。ラーメン映画の名作「タンポポ」の取材先の一軒として、伊丹十三監督が訪れた事でも知られていたが、店を支えてきた奥さんが2018年に事故で亡くなられ、そのまま閉店へ。
 閉店を惜しむ常連が多い中、30年来のファンだったという男性が「珍元の味をもう一度」と一念発起。「珍元」を手伝ってきた娘さんに教えを受けて、その場所で2022年11月に開店した。
 醤油味のラーメンとチャーシューメン、餃子を受け継ぎ、メニューにはとり唐揚げ、焼豚天ぷら、カレーライスなどが追加されている。私はラーメンを並で注文。鶏ガラと豚骨を煮込んだ味わいがじんわりと表出され、澄んだ醤油色の中には軽くとろみも感じる。生姜をきかせて、背脂も少し加わっている。「こってり」が目立つ京都ラーメンの有名店に比べればあっさりしているが、まろやかな後味が感じられるスープに、細縮れ麺も馴染んでいる。
 具には青ネギ、メンマ、そして豚バラチャーシューが4枚。柔らかく煮込まれてスープと絡み合って、チャーシューメンでもないのにこの量は嬉しい。地元の常連さんらしき人が頼んだチャーシューメンは、丼を覆うたっぷりチャーシュー。唐揚げをテイクアウトしている方もいました。店頭には「珍元」時代から変わらぬ緑の看板も掲げられています。

お店データ

中華そば 双鳩

中華そば 双鳩

京都府京都市中京区壬生相合町20-20(四条大宮)

このお店の他の一杯

    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。