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2021年1月5日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区新宿御苑前

尾道ラーメン

尾道にある人気店が2020年12月21日に東京進出。奇しくも21年続いた「尾道ラーメン麺一筋」が閉店した年である。
「麺一筋」を始め、都内に何軒かある尾道ラーメンはいわゆるインスパイアである。尾道ラーメンが好きで始めたお店や尾道出身の人が独自に始めた店とか。
なので「尾道にある尾道ラーメン」が東京に出店するのは初めて、ということになる。
尾道ラーメンの元祖と言われている「朱華園」が一昨年閉店してしまって話題になった。それを聞いて東京から食べに行った人も何人かいたようだ。昨年、その親族が「朱」というお店を立ち上げ「引き継いだ」形になっている。何かと尾道ラーメン界隈が話題豊富な年であった。
ところで「朱華園」だが店主曰く「うちは尾道のラーメンだが尾道ラーメンではない」と言っていた。その違いは魚が入るかどうか。「朱華園」には入らない。「朱華園」の特徴である鶏ガラ醤油に細平麺と背脂ミンチ。そこに新たに瀬戸内の小魚を加えたものが一般的な「尾道ラーメン」とされている。
今回の「壱番館」はラーメンデータベースでも尾道市で一位の人気店。味としても尾道ラーメンの特徴をすべて兼ね備えたタイプと言って良い。今回は基本メニューの尾道ラーメン780円にしたが、チャーシューが柔らかく、大変おいしいので次回はチャシュー麺980円にしたい。
ただ、駅から少し遠いのと首都圏には「一番館」というチェーン店があり、紛らわしい。
貴重なご当地ラーメンなので頑張って欲しい。

お店データ

尾道ラーメン壱番館 新宿御苑店

尾道ラーメン壱番館 新宿御苑店

東京都新宿区四谷4-28-20 パレ・エテルネル1F(新宿御苑前)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。