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2020年7月22日の大崎裕史の今日の一杯

東京都江東区清澄白河

牡蠣煮干し醤油BLACK Men+ベーシックな清澄BLACKカレ。

2020年7月13日オープン。カレーとラーメンの二本柱。ラーメンは「牡蠣煮干し醤油BLACK Men」、カレーは「ベーシックな清澄BLACKカレ。」。共に880円(税別)。驚きは厨房内に新宿(大久保)で一世を風靡した「竈」の店主・清水さんがいたこと。実はFBで知ってて行ったんですが裏方に回っているのかな、と思っていたのです。それが厨房で活躍しているのを見て嬉しくなりました。さらに驚いたのは(驚いては失礼ですが)ラーメンもカレーもどちらもうまい!
厨房内には男性が二人いてどちらかがラーメンでどちらかがカレーを作ったのかな?などと思いながら食べましたがなかなかよくできていました。私はどちらも一人前を食べてちょうどいいくらいでしたが、ハーフがあったらみんなセットで食べるんじゃないかと思ったら「まずはどちらも一杯一杯をちゃんと作って提供しよう」と心掛けているんだとか。ビジネスよりも誠実さが先に出た感じで清水さんらしいと思いました。
ラーメンは「牡蠣煮干し」とは言う物の牡蠣が前面に出るものではなく(私は牡蠣がそんなに得意ではないので実は心配しながら食べた)、しかも個性的に仕上がっていておいしかった。豚骨鶏ガラ+牡蠣煮干しでマー油風というか、焦がし醤油風を足して二で割ったパンチのあるもの。「竈」も香りで勝負しましたが今回は別のアプローチながら香りです。ご当地グルメの深川めしをヒントにアサリも加えているとか。なかなか深みもあって飽きずに食べられます。麺はカネジン食品の国産小麦細ストレート、やや蕎麦っぽい感じでどこかで食べた記憶のある物。これも好みの麺。いい組合せです。メンマの代わりにゴボウの素揚げを使ったり、チャーシューの替わりにローストビーフだったり、文字にすると「変わり種」になりがちですが全体的には同じ方向にまとまった印象。
カレーがまたどこかで食べた事のある私の好きなタイプで一気に食べきりました。どこだろうな〜。カレー専門店のハズなんですが・・・。でも聞くとラーメンのスープをベースにラーメン素材で仕上げているとか。いやいや、ラーメン店のサイドメニューのレベルははるかに超えており、カレー専門店の味わいでした。ラーメンとカレーを両立させたお店は「インディアン」くらいしか知らないのでぜひ、両立で目立って欲しいと思います。

お店データ

カレと。Men

カレと。Men

東京都江東区白河3-6-7(清澄白河)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。