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2020年1月26日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区大門

チリトマラーメン

2020年1月24日オープン。「ラーメンゼロ」(せたが屋グループ)出身店主が2012年1月に「鶏ポタラーメンTHANK」で大門に独立出店。2015年7月御茶ノ水に2号店。そして3店舗目で新味「チリトマラーメン」を展開。昨年既存店舗で期間限定メニューで出しており、その時からの構想なのか、その評判が良かったのか、その味を基本メニューにした店舗である。

主なメニューはチリトマラーメン850円、塩玉子付きチリトマラーメン950円。開店日だったのでこの日はこの二つのみ。以下、当日以降前提で、麺大盛り100円、こんにゃく麺への変更0円、パルミジャーノチーズ150円、パクチー増し150円、ミートソース増し150円、ラタトゥイユ200円、鶏むね肉増し(+4枚)300円
ミートソース丼280円、ローストトマト丼280円、ライス大150円、ライス小100円、ライス豆50円
つけ麺や汁なし麺も後に提供予定。

何年か前に何かに書いたことがある。「日清のカップヌードルでチリトマトヌードルが1982年7月23日に発売され、なかなかの人気商品になっている。どこかの店でやらないものだろうか?」と。当店店主がカップヌードルを意識したかどうかは未確認だが、珍しい味ではなく、私としては「やっと出てきたか」という印象。また最近店舗数が減っている「太陽のトマト麺」に近いコンセプトでもある。しかし、新たな付加価値や味を付けることでとても新鮮な、そして新しい感じを受けるから凄い。キャッチコピーは「鶏とトマトがベースのスパイス系ラーメン」。ターゲット層が「20代~40代の健康や食に気を遣うOL、サラリーマン/アスリート」。「アスリート」というのが新しい。「SORANOIRO」(麹町)も「マッスルラーメン」というメニューを出しているがこういうコンセプトも増えていきそうだ。

スープは鶏ガラとトマトをベースにした低カロリースープ。自家製トマトラー油と花山椒マー油(辛さ調整可能)。具は高タンパクの鶏ムネ肉とチリそぼろ(スパイシーミートソース)など。麺は高い栄養価を持つスーパーフード「モリンガ」を1食あたり3g練り込んだ緑色の特注麺。

思い切り混ぜない限り、食べる度に味わいが変わる楽しさ。そして辛さや痺れ、肉感野菜感小麦感いろいろ。おいしく楽しい一杯。麺を食べ終わるとミートソース状態のスープが残るので「残す」のは実にもったいない。普通のラーメンのスープ以上に飲み干したくなる。しかもライスが合いそう。私は連食中だったのでライス無しでスープを飲み干した。うん、おいしい。ちょっと駅から遠いけど、流行りそう。

お店データ

チリトマラーメン THANK

チリトマラーメン THANK

東京都港区芝大門 2‐8‐14(大門)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。