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2021年12月5日の大崎裕史の今日の一杯

東京都荒川区町屋二丁目

ワンタン中華そば(白だし)

2015年9月15日オープン。
開店当時に行って、6年ぶり、2回目。
店主は「麺屋武蔵巌虎」(秋葉原)で約4年の修業。他のお店での経験はなし。
「麺屋武蔵」の社内コンテストで1位を獲得したこともあるとか。

開店当時からの謎が「黒だし・白だし」、そして「肉ワンタン・海老ワンタン」。
誰がどう見ても「八雲」(池尻大橋)である。
「八雲」で修業したとするなら味が違いすぎる。
パッと思いついたにしては酷似し過ぎ。
それを聞きたかったのだが、地元の人気店でお客さんも多く、聞くに聞けなかった。
RDBでは90超えの90.59と高評価。

前回、特製黒だし中華そばだったので、今回は白だしのワンタン中華そば950円。
初訪時と同じ感想になるが、「八雲」とは違う味だがおいしい。
黒だしはゲンコツ、背ガラ、大山鶏をじっくり煮込んでとった動物スープと椎茸のみを使用した魚介系不使用スープ。
動物系スープのみの黒だしに対して白だしは2種類の魚介を使ったスープと動物系のWスープで少し白濁。
チャーシューは燻製。麺は三河屋製麺製。
肉ワンタンと海老ワンタンは餡がたっぷりでおいしい。

中休みのタイミングに電話で聞いてみた。
「昔から「八雲」さんは好きで、荒川区で生まれ育ったので、このあたりに店を出そうと決めたときから近くにはない「ワンタン」を提供したい。それと2種類の味を出すに当たって、これまた好きな「八雲」のメニューを参考にさせていただきました。ただし、味を真似したくはなかったのであえて、違うタイプの味にしました。」とのこと。いや〜長年(6年)の謎が解決して良かった。そして地元に愛されてる感じがまたよかった。

そういや、新店当時にTRY(講談社)にも載ったんだった、と見直してみたら、メニュー名と「八雲」のことが書いてあった。(とほほ)

昼はライト寄り、夜は濃厚寄りに変化するらしいので好みの時間に食べに行くことをオススメ。
店主曰く、黒だしは地元向け、白だしはフリーク向けに考えたとのこと。

お店データ

中華そば 虎桜

中華そば 虎桜

東京都荒川区荒川6-20-12 岸ハイツ1F(町屋二丁目)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。