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2022年4月10日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区赤坂

塩ラーメン+ワンタン(写真)、醤油ラーメン、醤油つけ麺、単品で皿パーコー(2回で)

2022年3月1日オープン。食べに行ったのは3月3日。随分感想を寝かせてしまった。
理由の一つは「一ヶ月後、どうなっているか?」を確認したかったから。
最初食べに行って「赤坂駅直結のBizタワーでこの内容だったら、すぐに行列になるのでは?」と思った。しかし、一ヶ月後、13時過ぎではあったが、余裕で座ることができた。
開店当初は味を作った人が厨房に立っていた。その人がいなくなっても味を維持できるかどうか?
そして一ヶ月後に醤油を食べた。私の印象では十分すぎる内容だった。この味でどうして並ばないんだろう?それが赤坂に名店ができない理由なのか?もっとも、並ばずにおいしいラーメンを食べられるのなら、それに越したことはない。
サイドメニューのカレーライスとチャーシュー丼は共に300円でラーメン店のサイドメニューとしては秀逸すぎる、と先日書いた。麺類も3種類食べてみたが、どれもおいしい。また一ヶ月後に行ってみるかな。
食べたのは、塩ラーメン 850円、醤油ラーメン 850円、醤油つけ麺 950円、単品で皿パーコー500円。塩ラーメンにはワンタン300円をトッピング。
塩ラーメン:『厳選した塩と白醤油、白ワインと白ワインビネガー、柑橘の酸味にどこまでも澄んだダブルスープ』独特の風味が白ワインやワインビネガー由来なのか、個性的で面白い。スープは、鰹の枯節・厳選煮干し・昆布など乾物をベースにじっくり旨味を引き出し最後に鶏のスープとあわせたダブルスープ。麺は菅野製麺所製、低加水の全粒粉入り細麺ストレートで心地良い食感。麺線を揃えての提供。
醤油ラーメン:『日本一の生醤油をベースに数種類のリキュールと赤ワインで仕上げた芳醇な味わい』こちらもお酒を効果的に使っている。見た目は今風だが、他とは違う個性が感じられる。麺は同じ。
醤油つけ麺:都内ではよく見るようになった昆布水つけ麺だが、いい意味で同じようには思えなく、新鮮においしく食べることができた。なんだろう?スープ割りが別容器で出てきて、これがそのままでもかなりおいしく出汁が効いていた。
パーコー:他で食べるパーコーとは違い、豚のロース肉を特製ダレに漬け込み米油をベースにした特製ブレンド油で揚げた物。揚げワンタン付き。単品で食べるのがオススメだが、一度食べた後にこれを載せてスープの味が変化するのも楽しそう。
どんなところ(体感的に個人店ではないと思えたので)がやってるんだろう?と思いながら食べていたら、店外で傍観していた人が近づいてきて「大崎さんですか?ここの社長です。」と名刺交換。調べるまでもなく、知ることができた。会社自体は飲食業ではなさそうだが「ラーメンが好きで好きで、いつかラーメン店を開きたいと思っていたんですが、ようやく開くことができました。2年で5店舗くらいまでに増やし、世界に拡げていきたいです。」と目を輝かせて夢を語ってくれた。ラーメンマニアだとこういう業態を「企業系」とか「資本系」と呼んで個人店とは別にしているが、こだわりや味の面では個人店を感じさせる部分も多く、令和時代のスタイルか。
どんな進化をしていくのか、定期的にチェックしてみたいお店だ。

お店データ

RAMEN百舌鳥

RAMEN百舌鳥

東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー B1F(赤坂)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。