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2025年10月16日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県川崎市中原区武蔵中原

特製中華そば(1250円)

2025年10月1日〜10月28日プレオープン、11月2日グランドオープン。食べログ百名店2017~2023・七年連続認定の「竹末東京Premium」で店長を務めた若き敏腕職人の、本店竹末店主公認独立店。
プレとグランドの違いがわからなく、随分長いプレだなぁ〜と開店を冷めた目で見ていた(笑)。でも、丼や「中華そば」の見た目の印象が、“今、私が食べたいラーメン”に近い感じだったので南武線に行くついでに寄ってみた。結論から言うと“ついでに”なんて大変失礼いたしました。まさに“今、私が食べたいタイプ”で大変おいしかった。いやはや、ビックリするくらいハマった。

店の場所は、南武線武蔵中原駅南口徒歩3分。平日の12時着。店内待ち3人、私が外待ち先頭。
入店するとまず現金及び各種キャッシュレス決済に対応の券売機で食券購入。
主なメニューは、中華そば900円、背脂中華そば1000円、濃厚鶏つけ麺1000円、味玉+150円、特製+350円、炙り焼豚丼400円、卵黄挽肉丼450円、ライス150円、賄い丼250円、他。メニューも全部普通に発売しているし、グランドオープンで何が変わるのか?ますます謎に・・・。(店内連食OK。麺少なめ(半分)対応可能)

店内は厨房を囲むL字型カウンター6席(長辺2・間・3、短辺1)、2人卓x1、4人卓x1
店主と女性が厨房内、フロアに男性一人の3人体制。この3人、全員声出して接客良好。3人にて3人とも声を出しての好感接客は久しぶりに出逢えたようなそんな気分。うるさすぎず、心地良い声出し。実に素晴らしい。まずはそこに感動した。
外観を撮ったのが12時ちょうど。待ち四番目だったが、特製中華そばが出てきたのが12時11分。提供も早い。
八卦模様がぐるりと縁取る昔ながらのラーメン丼がいい。なんだか久しぶり。そして中華そばのカット葱などを含む“表情”がいい。接客とこの見た目だけで高得点を挙げたいくらい。
具は煮豚と吊るし焼きチャーシューの2種(特製なので2枚ずつ、3枚2枚かも?)、色濃いめんま、食感のいい刻みねぎ、なると。チャーシューはどちらもおいしいし、味玉もおいしいので次回があったらまた特製にしたい。

スープはさらさらの清湯醤油味。かなり熱々での提供。鶏、豚、煮干し、たくさんの乾物でとったスープ。実に分厚い出汁。かなり懐かしさがあり、ノス感満載だが、実際タイムマシーンに乗って時代を遡ってもこんなにおいしい中華そばはなかなか見つからないと思う。でも、昔っぽいところがいい。若い店主なのにこのノスっぽさはどこから涌き出てきたのか?(笑)2〜3口飲んで完飲を確信。そして実際に完飲。
麺は中細やや硬めの縮れタイプだが、これが菅野製麺所製とは意外。今流行りのタイプとはチョット違うので違う製麺所かと思ったほど。でも、この麺がまたいい感じにノスを感じさせる。
結局、麺もスープも具も全部好み。それでいて接客も良すぎるので実に心地良い。グランドオープンしたらまた食べに来るかな。つけ麺は濃厚鶏白湯らしく、麺は太麺。スープ割りはレモングラスという変わり種。別の店ができるんじゃないかと思うくらい別物。これもいつか食べなきゃ。麺とタレが変わるという背脂中華そばも食べたいし、いろいろ大変だ。そういや、券売機には“限定”のボタンもあったなぁ〜。グランドオープンしたら限定が始まるのかな?とにかく楽しみな新店だ。

お店データ

中華そば光

中華そば光

神奈川県川崎市中原区下小田中1-6-19(武蔵中原)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。