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2025年10月17日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県川崎市幸区鹿島田

ミニ中華そば(800円)

2025年10月11日オープン。京町店・河原町店に続いて3店舗目。店名にある「酒田」は、店主の出身地であり、インスパイアしている山形の人気店「ケンちゃんラーメン」の本店が酒田にあるから。「ケンちゃんラーメン」での修業はなく、独学。京町店には酒田ラーメンマップや酒田の夜の店紹介チラシなどが置いてある。また両店には「酒田」の方言がデザインされた(書かれた)ものが飾られている。(河原町店は未食)
京町店は、2018年9月オープン。ラーメンデータベースでは94.89と高得点。駅から遠いのが難点。バス必須。鹿島田店は駅から徒歩3分ほどと近いのがいい。
このグループは、「酒田」オープン前に「蕾」(平間)(旧魚魂→豚魂→麦魂)をオープンしており、それらと同系列。同じ場所で「酒田」平間店をオープンしたがそちらは閉店。
河原町店は2023年3月オープン。こちらも91.80と高得点。

「ケンちゃんラーメン」について。
1990年初頭にオープン。(本店の酒田店は1995年頃オープン)創業者は阿部賢一さんで通称「ケンちゃん」。スープは、動物系+煮干し+昆布の清湯で動物系のコクと煮干しの旨味が強くパンチがある。麺は自家製の太縮れ手打ち麺。麺肌が粗く、ボソボソとした食感。この麺を食べる表現として「ワシワシ」が似合う。麺を茹でる前に手揉みしており、変則的な縮れが個性的。油の量・味の濃さ・麺の固さを指定できる。「身入り」(脂身)を無料でトッピングできるが有料オプションで身入りWなどがある。またお店毎に少しずつ違うので全店(10数軒)食べ比べて楽しんでいる人も多い。「ケンちゃんラーメン」の身入りは腹脂だが、「酒田」の身入りは背脂。

主なメニュー:しょうゆ中華そば並900円、チャーシュー麺並1200円、塩中華そば並900円、みそラーメン並900円、まぜそば並850円、他。
※麺の量:ミニ150g(-100円)、並200g、中300g(+100円)、大450g(+200円)
身入り無料、身入りダブル50円、身入りトリプル100円、身入りクイーン150円、身入りキング200円

連食中だったのと、夜、京町店で食べ比べる予定だったのでミニにしたが並でも十分食べられた。(後悔)
ラー博のようなミニではなく、同じ丼・同じトッピングで麺が50g減るだけ。

ケンちゃんラーメンが店毎に少し味が変わるように、「酒田」も京町店と鹿島田店は少し違う。(同じ日の昼と夜で食べ比べた結果)チャーシューの形状・厚さが違った。京町店のスープは少し酸味がある。鹿島田店の麺が少し硬めでワシワシ食べる感じ。これはブレだと思われる。鹿島田店の煮干しが少し強く感じた。
公式「X」によると『15日〜19日日曜日まで鹿島田店の応援の為、河原町店夜営業休みます』とのこと。応援がなくなったときにどれくらいのブレが生じるのか、気になるところ。でも、そのブレを楽しめるのがファンである。

お店データ

手打ち中華そば 酒田 鹿島田店

手打ち中華そば 酒田 鹿島田店

神奈川県川崎市幸区鹿島田1-10-10(鹿島田)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。