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2025年10月18日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県川崎市川崎区京急川崎

中華そば(880円)

2025年10月6日オープン。「玉(ぎょく)グループ」の新ブランド。既存ブランドは「玉」(14軒)「三三㐂」(2軒)「赤備」(1軒)「バラそば屋」(2軒)、以上「玉」ホームページより。更新が遅れているのでホームページに載ってない店としては「マルショーラーメン」(3軒)「赤寅」(1軒)などがある。合計23軒、増えましたねぇ〜。スゴい。

最近の「玉グループ」の店舗展開の中では珍しいほどの小さなお店。L型カウンター6席(5・1)、2人テーブル1卓。2階もありそうだが未使用。店名から勝手に予想すると「ふとし」さんが手を挙げて「私にやらせてください」と言ったかのような案件。開店から10日経っているからかもしれないが、あえて「玉グループ」を示す告知物は何もない。川崎やターミナル駅を中心に多店舗展開しているので「玉」ブランドは有名。そのグループ店だとわかるようにすれば「おっ、あそこのグループならば」と思って食べる人もいるのではないか?実際、私もそれで食べに来たくらいだ。

場所は京急川崎駅から徒歩2分、川崎駅東口から徒歩6分ほど。「とんかつ 㐂多八」の跡地。なかなか渋い店舗でいい意味で新店らしさはない。人通りはあるので、「なんだろう?」と覗いていく人も多い。
平日の13時で外待ち四番目。食券を購入してから並ぶ。並んでから中華そばが出てくるまでに13分。四番目にしてはまあまあの早さ。
主なメニューは、中華そば880円、チャーシュー麺1080円、特製肉めし380円、ごはん100円、他。
中華そばを購入。
卓上調味料は、ニンニク、自家製辛味、しょうが、ブラックペッパー、お酢。麺量はデフォで260gあり、なかなかのボリューム。私は使わなかったが、調味料で味変しながら食べると楽しめる量。
スープが丼にひたひた。スープは少なめの新店が多い中、これは嬉しい。「ちゃん系に似ている」とか「ちゃん系インスパイア」とか、いろいろ書かれているが少し似ているところもあるが味の構成はかなり違う。動物系+魚介で熱々の油が蓋をして、最後まで冷めないタイプ。自家製の麺は中太平打ち縮れ。チャーシューはとろけるような柔らかさでこういうタイプは好き。チャーシュー麺でもよかった、と後悔。大胆カットのネギとメンマ、海苔。「バラそば屋」や「マルショーラーメン」とも似て非なるタイプ。このあたりの攻め方が面白い。多店舗展開する店だと同系だったら、同じブランドにして効率化をはかりそうな物だがこちらはあえての「店長任せ」的な展開。麺メニューは中華そばとチャーシュー麺のみ、という潔さ。キャパの割にはスタッフ三人というのも力を入れているのか、多店舗展開の準備なのか、2階を使うための練習なのか。現在は営業時間も昼のみなので、いろいろと用意周到というか、慎重なスタート。

お店データ

ふとし屋

ふとし屋

神奈川県川崎市川崎区砂子1-8-11(京急川崎)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。