習志野市の谷津駅南口の「池田屋」は、もともとは海鮮料理や定食を味わえる食堂でした。この店がラーメンをメニューに加えたのは2019年9月。同年6月に閉店した千葉市新検見川の名店「蓬莱軒」店主に手ほどきを受けて、最初は土曜日のランチのみラーメンを提供していたが、定食部門の方が近隣に移転したとの事で、こちらはラーメン店にリニューアルしていました。夜の部では酒類やおつまみメニューも用意しています。
「蓬莱軒」は新潟市で人気の老舗店で、千葉市の店は親戚の方が営んでいました。「新潟ラーメン」には近年、「四大」「五大」と言われる種類のご当地ラーメンがありますが、その中の一つである「新潟あっさり醤油ラーメン」のスタイルを継承するもの。「背脂煮干し(燕市)」「生姜醤油(長岡市)」「濃厚味噌(新潟市)」「カレー(三条市)」といった他の「新潟ラーメン」に比べると、東京の醤油ラーメンに見た目が近いためか話題に上る機会は多くないですが、煮干しを利かせたスープに細麺が特徴として挙げられます。池田屋では中太麺を使った「濃口醤油らーめん」もメニューに加えられましたが、蓬莱軒からの味を受け継いだという、淡口醤油の「醤油らーめん」を注文。
煮干しの味がじんわりと淡いスープに染みだし、薄口醤油がマッチしている。細麺がするするっとした食感で、啜るたびにスープをしっかりと引き上げてくる。蓬莱軒の味と同じではないと思うが、同じベクトルを持った一杯。じんわりとした味を、最後まで追いかけるように味わって堪能しました。
















