もう創業70年近くになる老舗。もちろん店主は代替わりしている。営業時間が不透明で昼から開いていることは少ない。早くて1時半くらい。遅いときは3時頃になることも。
外観もそして店内も昭和そのもの。ところがここで出てくるラーメンは、、、という展開にはならない。ラーメンも外観に合ってる昭和風。本日はワンタンメン570円を注文。
縮れ麺の食感は独特。シンプルな醤油スープは懐かしさ満載。
湯切りが甘いとか、ワンタンが全部くっついているとか、チャーシューが小さいとか、そういう細かいこと(細かくないけど)は、ここだと気にならない。まぁ、いいじゃないの、と世の中の喧噪すら忘れさせてくれる。
麺はどこ製で、スープのダシは、とか具には何が入ってとか、店主の修業先はとか、食べる前に神経をギラギラさせながらラーメンと向き合うこともあれば、こういう何気にフラッと入ってスッと食べて「お勘定!」とお代を手渡しできて、「ごちそうさま〜」と言って出て行く、そんな風情はなかなか他の店では味わえなくなった。
20年くらい経って、その時の20代のラーメン好きは「豚骨魚介って懐かしいねぇ〜。子供の頃によく父さんに連れていってもらったね。最近はああいう懐かしい味が減ったね」という会話でもしているのだろうか。
いやいや、今食べて「懐かしい」と思えるラーメンは20年後30年後でも「老舗」として残って欲しい。
そんなことを思いながら、スープも飲み干して丼の底の「日本一」を眺めて自分にハッパをかけてお店を後にするのであった。

















