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2024年9月22日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区新宿

特上昆布水つけめん(300g:1800円)+海老ワンタン(3個:330円)

2024年9月1日(大安)オープン。ミシェランビブグルマン掲載店を3店舗経営する小池系の8店舗目。今回のウリは昆布水つけ麺で4種類のつけ汁が目玉。
「小池系」について。(麺好いブログ参考)
2013年11月8日、上北沢に「つけめん小池」としてオープン。
2014年9月14日、「らぁめん小池」へリニューアル。
2018年2月17日、本郷三丁目「中華蕎麦 にし乃」オープン。
2019年3月23日、王子「キング製麺」オープン。
2021年1月31日、本郷三丁目「ぷれじでんと」オープン(閉店し、「本郷苑」に)。
2021年6月1日、淡路町・小川町「金龍」オープン。
2022年10月10日、巣鴨「こいけのいえけい」オープン。
2023年10月3日、御徒町「あいだや」オープン。
2024年3月8日、本郷三丁目「本郷苑」オープン。「ぷれじでんと」からのリニューアル。
「らぁめん小池」は7年連続、「中華蕎麦にし乃」は6年連続、「キング製麺」は4年連続ミシェランビブグルマン掲載。

店の場所は京王新線新宿駅地下通路6番出口徒歩2分、南新宿駅徒歩7分、代々木駅東口徒歩8分。「風雲児」の近く。オープン初日、ほぼ情報がなく、新宿という立地にもかかわらず、RDBに投稿が無かったほど。じゃあ、私が行ってきましょう、と行ってみたら昼のみ臨時休業。見事に振られました。縁が無いのかと思ってしばらく行くのを控えて、また新宿に行く用事ができたのでようやく再訪。(というか実食は初)

行列覚悟で平日の12時27分着、13番目。カウンター8席、テーブル14席と席数が多いこともあり、回転はスムーズ。12時38分に着席。つけめんの出来上がりは12時49分。

並び中にスタッフに声をかけられ、まず券売機で食券購入。主なメニューは、昆布水つけめん1000円、特上昆布水つけめん1800円、すだち冷や冷や1300円、ラーメン950円、海老ワンタン麺1270円、味変スープ1種類追加300円、他。
※つけめんは200g、300gが同料金。自家製麺だとよくあることだが、今回は製麺所製なのに太っ腹。

「特上」は具沢山ではなく「味変スープ」というつけ汁が追加で3種類付くスペシャルバージョン。追加のつけ汁は1.東京クラシック(甘辛酸の昔っぽいつけ汁) 2.冷やし豆乳担担 3.なめこおろし

具は麺の上に低温調理のチャーシュー、メインのつけ汁に細切りチャーシュー・めんま、ぎざみねぎと追加トッピングのワンタン。ワンタンを追加すると他の人の器とは変わり、広めで高さが少なめのものに変更。ほかのつけ汁は、東京クラシックにサイコロチャーシュー、きざみねぎ。冷やし豆乳担担つけ汁に担々麺の肉そぼろ、なめこおろしに大根おろしとなめこ。

麺は京都の麺屋棣鄂製のストレート中細タイプ。すでに自家製麺の店舗もあるのに、あえてのつけ麺で他社製の麺に変えたのは驚き。そして、この麺が実においしい。今回のコンセプトにピッタリ。
まずは昆布水に浸かった麺をそのまま。このままでも実においしい。薄口醤油で味付けしたカツオ昆布出汁なのでしっかりおいしい。次に藻塩を麺に付けて食べるのだがこれがまたさらにおいしい。昆布水はお店によってドロリとした昆布水を使うところもあるが、こちらはサラリとして麺がほぐれやすい効果とそのまま食べてもおいしい仕上げ。なかなかよくできている。

メインのつけ汁はあっさり魚介醤油味。味に厚みが加わり、これだけでも十分満足できそう。しかし私が頼んだのは特上なので他に3種類のつけ汁がある。
まず、東京クラシックは、甘辛酸の効いた昔ながらのつけ汁。個人的には懐かしさも感じながら、これも好き。次に冷やし豆乳担担。冷製つけ汁で、担々麺テイスト。これはこれで旨い。でも、これ単品だけだと頼まないかも。他のがあってさらにこれがあるから活きてくる感じ。最後になめこおろし。これはありそうであまり無かったパターン。蕎麦の食べ方でこういうのがあったかな。そのつけ麺バージョン。これも新鮮でいい。ローテーションで何周か食べると300gにした麺でも足りなくなってくるほど。でも、次もあるので麺の追加はしなかった。麺を食べ終えると今度は全種類スープ割りをして飲んでみた。シンプルだがどれもいい。結局、全部スープ割りして完飲。お腹たぽたぽ。

最後に店名の由来。私は勝手にこう考えていた。今回の立地は西新宿。西新宿と言えば、都庁。都庁と言えば都知事。都知事は「小池」さん。創業店と同じなので、前知事は桝添さんだがあまり店名になりにくい。その前は「猪瀬」さん。同じ字だとアレなので文字を変えて。しかしその答えは、なんてことの無いシンプルなモノだった。「小池系」の運営会社は株式会社イノセンス。その最初の3文字を取って、漢字に変換。
だそうです。私の予想は大ハズレ。(まさか当たるとも思ってなかったけど)

お店データ

伊之瀬

伊之瀬

東京都渋谷区代々木2-20-1 新宿東洋ビル 102(新宿)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。