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2022年9月24日の大崎裕史の今日の一杯

【限定】松茸と焼きあごのらー麺

「焼きあご塩らー麺たかはし」全店で9月22日から発売開始の秋の限定メニュー「松茸と焼きあごのらー麺」(1480円:各店舗1日20食限定、10月23日まで)。

ビブグルマン6年連続受賞歴のある「らぁ麺やまぐち」と「焼きあご塩らー麺たかはし」を運営する株式会社ヒカリッチアソシエイツの合体は衝撃的だった。しかし、時を経て、その合体は見事にいい結果が出ている。ラーメン職人であった山口氏を使いまくっているくらいに活用し、山口氏は水を得た魚のように活き活きと商品作りに臨んでいるように見える。

先日の夏限定も素晴らしいラインナップだった。そして秋限定は「松茸」である。ラーメン屋さんはあまり「松茸」に目を向けなかった。高額なこともあり、パンチを求める「ラーメン」に香りと繊細さの「松茸」がなかなか合わなかったのである。さてさて、山口さんが作る「松茸」を使ったラーメンとは、どんなものか?

一番近い「たかはし」恵比寿店の開店時間1分前に到着。すると4人待ち。祝日だからか?人気が定着したのか?5番目に入店、「松茸と焼きあごのらー麺」を購入。23分後に到着。

いくらビブグルマン職人でも松茸はそんな簡単にラーメンに合わせられるとは思えない。しかし、ラーメンが到着すると共に、マスクをしていてもわかる松茸の香り。綺麗に揃えられた麺、透き通ったスープ。シンプルなトッピング。ん?ラーメンには必須のネギをあえて外したのか?

まずはスープ。うわぁ〜、お吸い物というか、松茸が香ばしいお出汁。麺を啜ってもこの香ばしさは残るかどうか?ずずぅ〜っと啜ってみる。おぉ〜、ちゃんと「松茸らぁ麺」っぽい。1480円という金額を見ただけだと高いと言われそうだが、千円超えの時代になってきた昨今、松茸を使って、この値段なら十分有りだろう。いや、十分過ぎる。

スープにはラーメンを待ってる間に試飲できる「たかはしの焼きあご白だし」(販売中)を使っているのだろう、出汁感もあり、コクも風味もある。そして柔らかめに茹でられたこのメニュー用の麺だろうか、しなやかながらスープを纏い、麺に旨味でも練り込んでいるかのようなうま味の合体感。本枯れ節で煮込まれた松茸はちょっと違和感があったが、これがあるのと無いのとでは「松茸ラーメン」としての価値が半減しそうなので、メンマ替わりに必要十分かな。

ちょっと高級指向のラーメンを食べてみたい方、複数店舗ある「たかはし」へどうぞ。

お店データ

焼きあご塩らー麺 たかはし 恵比寿店

焼きあご塩らー麺 たかはし 恵比寿店

東京都渋谷区恵比寿南1-1-3(恵比寿)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。