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2023年7月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区飯田橋

ちゃあしゅうそば

今年(2023年)3月末、46年の歴史に幕を下ろした「びぜん亭」(飯田橋)。
その味を受け継ぐ店「中華そば辻」が同じ飯田橋にオープンした話は美談として語られた。
ところがもう一軒、同じように味を継いだお店が誕生してしまったからややこしい。
それが「支那そば とも」。
飯田橋と九段下の中間くらい。近くに「TOMO」というラーメン店があって間違えてそちらに行ってしまう人もいたようだ(笑)。
「辻」も「とも」もどちらも「びぜん亭」店主の植田さんに味を教えてもらったのは一緒。麺も同じ製麺所の同じ麺だし、チャーシューもほぼ同じ。スープは若干違ったが、まぁ、まったく同じ味の店が近くに2軒あるよりは、少し変えた方が食べる側も飽きずに楽しめるのでいいのではないかと思う。
「とも」は「びぜん亭」と同じく屋号に「支那そば」を使い、暖簾まで譲ってもらった。しかも開店日から一週間程度、店に植田さんが顔を出すという徹底サービスぶり。
そんな予定の最終日に行ってみた。12時半着で16席が満席で店内6人待ち。人気だなぁ〜。植田さんはいなかったが、少し遅れてやってきた。「いや〜遅くなっちゃった。あっち(中華そば辻)に行ってたんだよ。」と屈託のない笑顔と明るく元気の良さが植田さんらしい。どちらもお弟子さんであり、後継者だから、当分は両店に顔を出したりするのかも?
「びぜん亭」には何度も行ったが私から話しかけることはなかったので気が付かれることもほとんど無かった。しかし、今回はすぐに私に気が付き、「あれ〜?大崎さんじゃないの?」と声をかけてくれた。厨房からの風景と客席からの景色は随分違うのだろう。
「うちの閉店のこと、書いてくれたじゃない。おかげで大変だったんだから〜。」
なんだか、怒られるように言われたので
「あ、それはどうもすみませんでした。」
と頭を下げたら
「いやいや、いいんだけどさ。並んじゃって大変でさ。」
私だけが書いたわけじゃないし、いわゆる“閉店騒動”で混んだのだとは思うが、なんだか嬉しいような悲しいような複雑な思いだった。(^^;
「こっちもさ、よろしく頼むね。」と言われたが、最近は私の投稿はそんなに影響がないと思いますよ。(笑)
「もちろん応援していきます。」と言ったもののコレクターなのでそんなに再訪しないしなぁ。。。
主なメニューは支那そば 850円、ちゃあしゅうそば 1100円、支那竹そば 950円、わかめそば 950円、他。
「びぜん亭」でいつも食べていたちゃあしゅうそばを購入。「中華そば辻」でもそうだったし。
これはこれでおいしいので、近くの方はぜひ行ってみてください!
お腹に余裕がある人は、連食して食べ比べでも。

お店データ

支那そば とも

支那そば とも

東京都千代田区飯田橋1-6-8(飯田橋)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。