なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2019年2月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都葛飾区亀有

醤油ラーメン+塩ラーメン

2019年1月14日オープン。鳥居式らーめん塾卒業生。店名は、家業の屋号から。開店10日経つのに、メニューはまだ絞っている。来週からワンタンや塩も提供開始予定。そのうち「こってり」や炒飯なども開始したいとのこと。性格的に慎重派で少しずつしっかりと、というタイプなのだろう。そんな店主の性格が良く出たあっさりした鶏ガラ醤油らーめん。大きな特徴はないけど近くなら通いたいタイプでおいしい。
=======
と、ここまで書いて投稿待ちだったがなんせ内容が薄い。どうしよう?
かといって、他に書くことが思いつかないし。と逡巡していたらワンタンや塩も発売された。こちらの店主はここでオープンする少しの間、御茶ノ水の「大至」でアルバイトをしている。修業と言うほどの期間ではないので「大至出身」とまでは言えないはず。しかし、その「大至」店主がわざわざ食べに来たようだ。「大至」と言えば、「究極に普通の中華そば」で知られている。そして昨年は伝説になるであろう「塩ラーメン」も期間限定で発売し、話題になった。その店主が食べに来て「塩らーめんがめちゃめちゃうまい!」と言っていたので急遽再訪することにした。
昼時に来たのに先客一人と寂しい。迷わずに塩のワンタン麵920円を注文。
ワンタンが入ってはいるが、前回の醤油と見た目は大きく変わらない。まずスープを飲んでみる。うわっ、うまい!もう一杯飲んでみる。いや、これはうまいな〜。麵に行く前に思わず店主に「ベースのスープも変えたんですか?」と聞いてみた。「少し変えましたが大枠は変えてないです」とのこと。鶏出汁は醤油で風味が負けてしまうので「醤油ラーメン」になってしまうことが多い。それを「鶏そば」または「鶏ラーメン」にするには鶏脂を加えて補強するか、醤油に負けないほどガッツリ鶏を効かせるか。でも原価を考えるとそれは難しい。それが意外と塩だと鶏の良さが出やすい。それもあるのか、実においしい塩ラーメンだった。店主は醤油をウリたいようだったが現時点では塩の方がウマイと思う。
ワンタンは普通。スープのおいしさで霞んでしまったが餡を多めにしてまた近いうちに変えるらしい。早く自信を持って安定したメニューを出せるようになってほしいものだが、この塩らーめんはオススメできると思う。

お店データ

らーめん一辰

らーめん一辰

東京都葛飾区亀有3-10-11(亀有)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。