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「柚子香る鶏醤油ラーメン(880円)」@RAMEN FACTORY TORISETSUの写真平日。時折り小田急線を経由して帰る際、京王線方面へ乗り継ぎのため、多摩線への乗換えで利用する新百合ヶ丘駅。周辺に目ぼしいラーメン店があまりないイメージで、滅多に改札を出ることはありませんでしたが、昨年12月に、一風変わったラーメン店がオープンした由。この日、乗換えのついでに、ちょっと覗いてみることにします。

駅前広場のデッキから入れる、エルミロードという商業ビルの5階に、目指すお店はありました。神奈川県内で、ビストロを運営する企業のフレンチシェフの手による新業態とのこと。19時前に入店すると、先客7~8名。間接照明とダウンライトで構成された、カウンター席主体のお洒落な空間ですな。店員は、いずれも若い男性3名に女性1名。プーアール茶を持ってきてくれた女性店員に、柚子香る鶏醤油ラーメン(880円)を発注。口頭注文の後払い制です。

NET記事等で事前チェックしていた通り、変形の食器が使われており、広がった縁の一部平面にピクルスが載るのですが、退店する先客の回収前の器を見ると、ピクルスが手付かずで残されている丼がほとんど。先鋭的なアイディアが、空回りしている部分があるのかな。入店から5分程で、先客2名分とほぼ同時に配膳。私の以外は、皆、鶏白湯の方の一杯です。

投影面がティアドロップ型の、円形の一方向の縁が平たく突き出た変形の丼に、表面に鶏油でしょうか、香味油の浮いた琥珀色の清湯醤油スープ。スープ上には、低温調理の鶏の胸肉チャーシュー2枚、竹の子のマリネ、燻製ぼんじり、焼き葱に、薬味代わりのブロッコリースプラウトなど(卓上のTORISETSU(鶏取扱説明書)より)。TORISETSUに載っているヤゲン軟骨のコンフィなるものは見当たりません。器の縁先端の平面部分には、箸休めとのピクルス三種類(女性店員によると、カレー味の牛蒡、赤キャベツ、細切り生姜)が載ります。ではいただきます。

まずはスープ。レンゲで啜ってみると、あっ鶏だと直ぐに判る程度に、沸かさずにしっかり炊かれた感のある鶏清湯スープ。素直でキレの良い醤油ダレを合せたスープですが、香り付けの柚子と、スープに合せられた酸味(柚子果汁かな?)が結構強いので、鶏の風味が途中でかき消されて霧消してしまう印象です。美味しいし、あえてそうした商品作りなので異論はないですが、ちょっともったいない気もしますな。正直。

麺は、浅草開化楼製だというストレート細麺。一方の鶏白湯には太めのものが合せられているみたいですが、このスープにはこちらの方で正解でしょう。しなやかでありながら、ザクザクとした食感は、この手の清湯醤油スープとの相性で言えば、ストライクゾーンを外していないと思います。美味しい。

トッピング類はどうか。胸肉のチャーシューは、しっとりとした柔らかめ、薄味のもので、地味ですが美味しい。スライス状の竹の子はマリネとのことですが、サクッとした食感は楽しいものの、せっかくのマリネ液の味わいが、柚子フィーチャーのスープの味わいにマスキングされて判然としないのは残念。一方、燻製のぼんじりと、麺の下場から発掘されたヤゲン軟骨のコンフィは、味わい、食感ともに秀逸で好きです。焼き鳥を買いに行った際にも、ぼんじりと軟骨は絶対に外さないのでw

それにしても、トッピングに供するために、これだけの種類(鶏白湯用を入れればもっと多く)を仕込むのはなかなか手間の掛かること。それを平然とやるあたりに、異業態から参入という事実を改めて感じたりしてw ただ、ブロッコリースプラウトがトップに配される盛り付け自体が、やや雑に感じられたかもしれません。

「箸休め」のピクルスは、中でもカレー風味の牛蒡が面白いなと思った一方、赤キャベツと細切り生姜については、ピクルスに使用する醸造酢の香りが丼の縁あたりから漂ってきて、酢の苦手な人はダメだろうなとも感じました。

せっかく実験的な要素のある一杯ですから、見慣れない卓上アイテムについてもいろいろ試しても良かったのですが、失敗するのも怖かったのでそのまま食了。目の子で、先客と後客の8割方が頼んでいた鶏白湯の方についても、一度どんなものか試行してみたいと感じた一杯でした。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

NSASさん、
こちら行かれましたね。僕は柑橘がダメなので鶏白湯の一択でしたが、こちらはなかなかのものでしたよ。

まなけん | 2018年2月17日 14:26

まなけんさん、こんにちは。

鶏白湯と迷いましたが、初回は少数派の醤油の方にしましたw
異業態からの新規参入ということが判っていたからでしょうか、とても新鮮な一杯でした。
次回は鶏白湯をw

NSAS | 2018年2月18日 00:07