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「鶏そば650円+大盛100円」@中華料理 華正の写真8/17/18
◆町田の老舗達(町田の店シリーズ)
◆夏は熱々餡かけ中華
暑い夏が続くなか、冷たい麺ばかり食べ過ぎた。
たまには熱い汁を吸い込み伸び切った、餡かけ調理麺が無性に食べたくなる。
贅沢なことである。
夏の味噌ラーメンも同じ感覚。

鶏そば650円+大盛100円:

今日は肉そばを頼むつもりでいつもの鶏そはにしてしまった。

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http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/257862712?size=950#content

φ22㎝の丼にナミナミの餡。
この暑苦しさを求めてきてしまった。
麺は硬めにしたが、これだけ餡が多いとあまり意味をなさない。
撮影中に水分を吸ってしまう。


具・スープ

具は白菜、葱、人参、青菜、ピーマン、インゲン、椎茸、鶏肉
と言ったところ。
このタップリ野菜類から十分な旨味が創出される。
こういう具にはあまりスープに出汁を使い過ぎない方がうまいものだ。
もちろん餡の味付は醤油で薄塩味。
炒め油も少な目なのが良い。

スープは穏やかな醤油バランス型。
味付けは濃くない。
結局この餡掛け・スープを十分吸い込んでもしょっぱくなることはない。
ここが意外にできないポイント。



中加水細麺。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/257862713?size=880#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/257862714?size=800#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/257862715?size=800#content

https://www.youtube.com/watch?v=3UuBcdy1TWA

なかなか小麦粉の旨味のするもの。
汁を吸い込みながらしなやかな腰に変化していく。
こういう麺の食べ方・美味さをなんとか今の若者に伝えていきたいのだが。
ネットのいいね!文化では無理だろうな。
今の麺は随分美味くなったが、それは日本蕎麦方向に寄せているだけ。
結局蕎麦の美味さを超えることはできない、別もの。
ありとあらゆる麺の美味さを味わう文化が育って欲しいものである。


冷めたスープには意外に魚のイノシン酸の旨味が効いているのを感じた。

漬物

いつも自家製のぬか漬けがサービスされる。
麺を食べている最中は良い塩分のアクセントになり、最後に〆る役目もしてくれる。

http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/257862716?size=800#content

おまけ
家チャーハン
https://99080442.at.webry.info/201809/article_14.html
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◆町中華の魅力はどこにあるのか

まさごのご主人のパートナーは大変なラーメンオタクだと書いた。
日本中のラーメンを頻繁に食べ歩いているようだ。
そのご主人はと言うと、どうもこの店を継いでから8年位他のラーメンを食べていないようだ。
町田の多くの有名店や知り合いの近くのラーメンもまったく食べていないという。
これはいったいどうなのか、という事を考えたが、そこからこの店の魅力が生まれるのだと確信した。

食はファッションであると書き続けてきた。
ファッション=生き方である。
DNAも異なり、育った環境も異なる個人は哲学・イデオロギーが他人と違うべきだと書いてきた。
同じく食も生き方の哲学である。
他人と違うのが本来の姿である。

このご主人は自分の食べたいラーメンを作りたいという事らしい。
もちろん個人経営の苦しさからコストは相当厳しい。
その不利な条件で作るラーメン。
自分が食べたいラーメンというのが正解だろう。
これは服飾の店と同じである。
服を売る店は自分が着たい服を売るべきである。
日本で最初の洋品店、横浜信濃屋は白井さんは着たい服しか扱わないで、今まで続いている。
マーケティングを駆使した売りたい商売は、いずれ破綻するのである。

一方人気の流行りラーメンは、売れるラーメンのパクリ合戦である。
人気店のコピーをし、人が入ることが目的となる。
その結果現在の旨過ぎラーメンの全盛を迎えてしまった。
ラーメンオタクも同等である。
同調主義のいいね!文化。
空気読め読め文化。
これは島国日本に育まれた事なかれ主義の結果であろう。
ラーメン文化の将来を心配させる。

ラーメンには丼の数だけの美味さの種類がある。
そしてあるべきである。
同じ限られた素材を使いながら同じものはできない。
その違いにこそラーメン文化の発達のカギがある。
人の好みのヴァリエーションを支えるだけのその味の種類。
それがラーメン文化を支える源である。


町田の老舗のラーメンを振り返ってみる。
正太郎、華正、閉店する龍園、富久栄楼2店舗、信伸、香港亭、真砂、水岡、翠華飯店・・
皆トッピングの表面油がない。
そして皆違う味。
結局これら老舗のご主人は自分の食べたいラーメンを作っているのだと想像される。
敢えて流行りの丸鶏適温抽出、全粒粉パッツン麺、香味油、穂先メンマ、レアチャーシューといったラーメンに走らないのである。
そしてこの各ご主人の自分が食べたいラーメンこそが、日本のラーメン文化を支えてきたのであり、今後のカギを握っている。

余談ではあるが、7月12日の大崎裕史の今日の一杯に次のような記載があった:
札幌を回っているときに「自家製麺・無化調」の店を「意識高い系」と地元のブロガー達が呼んでいることに気が付いた。
この意識高いブロガーがはたして、自家製麺がどうか、無化調であるかどうかを自分の味覚で判別できているのだろうか。
むしろこのブロガーは『意識低い系』であろう。
同じく69あたりから始まった、丸鶏適温抽出・完全主義ラーメンは何系と言ったらよいだろうか。
今のところどんな言葉を使っても適切に表現できない。
敢えて言うなら『69系』なのだが、たぶん佐野実氏の技術が大元であろう。
『佐野系』かもしれない。
丸鶏の適温抽出や醤油、昆布へのこだわり、特に麺に強力粉を使うことを系統立てた人だと認識している。

一方、私が言えるのは、反完全主義・旨過ぎラーメンのラーメンを紹介し続けることだろうか。
『そこそこ美味い系』、具拙なラーメンである。

投稿 | コメント (8) | このお店へのレビュー: 15件

コメント

こんにちは!
熱々餡かけ中華
夏でも冬でも・・・
盤石の老舗町中華ですね!!

eddie | 2018年9月15日 07:50

KMさん、こんにちは。

>夏の味噌ラーメンも同じ感覚。
味噌は冬、というイメージが強い感はありますが、過去の自分のレビューを見直してみると
意外と夏にも味噌系をけっこう食べているんですよね。
暑いときに、あえて暑いものを食べるというのも、たまには必要な気がします。
(といいつつ、今年の猛暑ではけっこう冷たい麺に走ってしまいましたが・・・)

ぬこ@横浜 | 2018年9月17日 09:27

こんにちは。

汁を吸い込んだ麺も美味しいですよね。

毛色は違いますが、家系で麺を柔らかめにするのも
スープの吸い込みは減りますが一体感が醸成される気がします。
色々な楽しみ方を取り入れていきたいものです。

pvs aka duff | 2018年9月17日 10:14

KMさん、こんにちは!

街中華らしいイカしたビジュアルの上、どのメニューもリーズナブルで魅力的ですね(^^)
最近は、塩テイストの茹で野菜タンメンではなく、醤油テイストで炒め野菜(not餡かけ)が乗ったラーメンに恋い焦がれています(^^;

つちのこ | 2018年9月17日 15:18

◆eddieさん
コメントありがとうございます。

最近は前にもまして町中華に行きます。
そこでゆっくり過ごすのが心地よいのです。

KM | 2018年9月18日 16:44

◆ぬこ@横浜さん
コメントありがとうございます。

昼飯は平均的に家で冷たい麺なんです。
体が冷えるのかな。
あるいは温かいスープの方が美味く感じるのかもしれません。

KM | 2018年9月18日 16:48

◆pvs aka duffさん
コメントありがとうございます。

汁そばは麺が汁と一体化することにより、スープを味わう物かもしれませんね。
麺自身の美味さは後ろに隠れそうですが。

KM | 2018年9月18日 16:51

◆つちのこさん
コメントありがとうございます。

このメニューはいかにも餡かけラーメンですね。
安さが光る店なんです。

>醤油テイストで炒め野菜(not餡かけ)が乗ったラーメンに恋い焦がれています(^^;

なるほど。
家に一番近い老舗の町中華ではよくそれを食べますよ。

https://ramendb.supleks.jp/review/1146286.html

KM | 2018年9月18日 16:55