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「ラーメン550円」@中華料理 ラーメン きむらの写真秋のドライブみなかみ町編。
 昔のラーメン本を読み返してみると良さそうなお店が掲載されていました。
 お店は水上駅前に賑わう商店街の一角に佇んでいました。以前は「中華料理 ラーメン きむら」と書かれた赤い看板が目印のようでしたが、今は撤去され「ラーメン きむら」とある茶色の看板になっています。食品サンプルが並ぶ懐かしいショーケースを横目に入店しました。

 人気メニューは自家製ジャンを使用した「ジャージャータンタン麺」のようですが、初めて伺うお店ということで標題を注文しました。
 透明度の高い金色スープに泳ぐ細麺が美しく、ナルトと青味の彩りが素晴らしい。町中華ラーメンの個人的イメージにピシャリと当てはまる御姿に思わず惚れ惚れとしてしまいました。丼からはガラとコショウの良い香りが立ち昇っており、店内にノンビリと流れる昼食どきのゆったりした時間の流れに包まれながら、早くも幸せな気分に(笑)。

 過去のレポートには手打ち麺との表現も見受けられましたが、現在はどうやら手打ち麺ではないようで、角断面のスラッとした細ストレートのもの。ツルツルした面肌ですがスープを適度に運び、また形状の奏功もあってサバサバと実に気持ちよく啜れる、食べるのがとても楽しい麺です。

 スープは、ガラ、野菜、昆布などの旨味が穏やかに効かされ、調味料がそれらをまとめてピントを合わせたような、シンプルながら調和のとれた美味しいもの。東毛地区に根付く手打ち醤油ラーメンのスープにも通ずるニュアンスがあり、(個人的な感覚となってしまいますが)親しみのあるホッとする味わい。

 チャーシューは大振りで肉の旨味がドッサリ搭載されています。ネギとインゲンが丼に彩りと清涼感を与え、メンマの萎んだ食感はとても良い箸休めになりました。

 観光地水上の玄関口に佇む中華料理屋のラーメンは、他所の観光地によくありがちな、インパクト重視の個性のある名物ラーメンとはまるで間逆、町中華のラーメンで連想する、どこか懐かしく、そしてオーソドックスな1杯でした。
 温泉や自然でリラックスした身体を、ホッと落ち着くお店で、ホッと落ちつく1杯で更にリラックスさせて終える観光も、素敵な思い出になるのではないでしょうか。

【全貌】http://photozou.jp/photo/photo_only/287933/258110050?size=1024
【麺】http://photozou.jp/photo/photo_only/287933/258110051?size=1024

投稿(更新) | コメント (3) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんにちは。
・さんのラーメンへの思いや視点が以前とのブレが全くありませんね。
ドンブリ一杯への感謝がしみじみ伝わります。
私はおちゃらけ系にブレちゃって、・さんのレビュを襟を正して読んでしまいます。
温泉観光地の古い駅前食堂。狙い処のブレもありません。

mona2 | 2018年9月29日 07:21

KMです。

町中華の旅ですね。
外観はいかにもそれらしくてステキです。

過去には各地の町中華や食堂中華を報告してくれる人がいたのですが、今はいないですね。
昔懐かしとか言っているのですが、昔を知っている人はいません。
やはりそれなりに色々なラーメンの魅力を発見する姿勢がが大事でしょうね。

実は地方の中華そばを書くのは難しいです。
貴殿のレポートは常に読みごたえがあって魅力的です。

KM | 2018年9月29日 14:44

こんばんは。コメントありがとうございます。

>mona2さん
毎度同じようなレビューで申し訳なく思っています。
物語がありそうなお店のほうが小さな発見がありそうで、
他人の家に土足で上がりこむ悪さを感じつつ、つい吸い寄せられてしまいます(笑


>KMさん
いえいえ、いつもお気遣いいただき、ありがとうございます。
ラーメンはどんどん変わってきていますが、
どのラーメンも、それぞれの時代でお客を満足させてきたはずで、
その魅力を探し、思いを馳せるのが楽しいですね。

| 2018年9月30日 22:32