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平日 晴天 10:30 待ちなし 後客3名〝ニューオープン パトロール〟昨晩はRDBの新店情報で見つけた二店舗の為に、上野駅前のサウナに前泊して連食計画を立てた。その上野の老舗サウナは常に105℃を維持する都内屈指の高温を誇る熱さで、熱源近くに座ると体感温度は110℃をはるかに超える灼熱サウナだ。さらには水風呂も15℃以下をキープする低温なので、温度差のギャップには身悶えするほどに刺激的だった。館内には食事処もあったのだが、まだ22時半と時間帯が早かった事もあり上野ナイトの定番の仲町通りへと出向いてみた。以前はこの界隈でよく遊んでいた事もあり、知らない街ではないはずなのだが飲み屋の入れ替わりも激しいようで知った店も無くなっている。しかし上野の呼び込みのお兄さんはテリトリーは守るが、押しの強さは都内随一を誇っている。そんな客引きに案内されたバーで二時間ほど楽しんだ後は、本日の練習計画のために泣く泣く店を後にしてサウナへと戻った。翌朝は快調に目覚めると午前10時のチェックアウトと同時に京成上野駅へと向かった。それは新店情報で見つけた青砥にオープンしたコチラを目指すためだ。お店情報によると二日前にオープンしたばかりの新店ホヤホヤで、とにかく情報が少なくラーメン店なのか中華料理店なのかすら分からないままに初訪問を決意した。京成上野駅からは京成本線 普通 うすい行きに乗り込むと20分で最寄りの青砥駅に着いた。三層式のホームを降りて改札を出ると、歩いて数分で目的地に真っ赤な看板が見えてきた。その瞬間にラーメン専門店ではなかった事を察知したが、引き戻す事もできずに連食計画を遂行する事にした。開店30分前では店頭に人影もないので、日差しを避けるために駅ビルに併設されたユアエルムに逃げ込んだ。地元の方で賑わすショッピングセンターで涼を取りながら開店時間を待った。定刻1分前に店頭に戻ると、すでに営業中の看板が出ており一番手で入店となった。お祝いの花が並んだ入口を入ると元気の良い「イラッシャイマセ」と片言の出迎えを受けた。そこは如何にも中華料理店の佇まいで、縁起の良い赤色をアクセントにした明るい店内だ。中華料理店なので券売機はなく二名掛けのテーブル席に案内されると、卓上のランチメニューから品定めをする。するとセットメニューばかりでラーメンの単品メニューがないので、ホームスタッフさんにラーメンだけが食べたい旨を告げると快く承知してくれた。しかし〝チャーシュータンメンセット〟だと半チャーハン、サラダ、漬物、杏仁豆腐が付いて700円で、しかもオープン記念で100円引きとなるらしい。それが単品だと850円という不条理な仕組みに理不尽さを思いながらも、セットメニューを食べ切れる自信もないのでラーメン単品にしてもらった。何とか注文を終えて店内観察をするが、調理場は全く見られず残念だ。カウンター席のないテーブル席と、小上がり席のある店内を本日は三人体制で回している。奥にはお若く見える調理人が腕を振るっている様子だけは分かる。テーブルに置かれたお冷を汲んで飲んでみると、新店舗によくありがちな配管工事の接着剤の臭いが水に移ってしまっていた。かなりの水量を使用しないと落ち着かないはずなので早急に浄水器を設置した方が良いのではと余計な心配をしてしまった。この水で作ったラーメンならば大きな期待はできないと意気消沈していると、着席して5分で我が杯が到着した。その姿は白磁の玉淵丼の中で大輪の花のような景色を見せてくれる。それはランチのセットメニューの写真よりもチャーシューが多くなっていたので、価格設定にも合点がいった。しかし苦手である中華料理店特有の旨味成分を心配しながらレンゲを手にした。まずは淡い紅鬱金色のスープをひとくちと思ったが、液面にはチャーシューが覆い被さりレンゲの行く手の邪魔をする。そのチャーシューを押し込むようにレンゲを沈めると、指先にはチャーシューの柔らかさの方が先に伝わってきた。レンゲの底だけで崩れる程に柔らかい仕上がりに、まずは驚かさせた。いざスープを口に含むと、やや霞みがかった清湯スープからは鶏ガラ主体で香味野菜の甘みが加わった王道でシンプルなスープが土台を築いている。カエシも強すぎず、どちらかと言えば甘みが先導するスープの主役は例のアレである事は間違いない。ある程度は覚悟していたが、私にとっては強すぎる旨味が舌を襲ってきて味覚崩壊が直ぐに始まってしまった。残念ながらスープは諦めて麺へと取り掛かった。こちらも中華料理店ではよく見かける少しちぢれた透明感のある中細の外注麺を使用。持ち上げた箸先からも昔ながらを感じるようなオーソドックスな麺肌が見られ、個性的なハリやコシを感じるようなタイプの麺ではない。そんな麺をすすってみると、柔らかな口当たりが唇を通過すると初見なのに昔から知っているような懐かしさがある。歯応えや歯切れも特筆するような点はなく、好みの麺質からすれば物足りなさを思ってしまった。具材のチャーシューは豚バラの煮豚型が圧巻の五枚添えでボリューム感は満載だ。しかもかなりの厚切りで添えられているので食べ応えはありそうだ。先ほど言ったように箸を使わずとも崩れるような柔らか仕上げなので、最新の注意を払いながらレンゲも併用して口に運んでみる。それは脂身は勿論のこと、赤身までもがとろけるように仕込まれているのでボリュームはあるが食感としては寂しく感じる。また薄味に八角などの中華香辛料を利かせたタイプなので、独特の風味に賛否が分かれるチャーシューだろう。私はスパイスは大丈夫だったが、薄味ゆえの獣臭さが気になってしまった。薬味は青ネギの小口切りが少しと、青み役の茹で小松菜は大量にセンターに盛られている。強い旨味のスープの中では清らかな小松菜が箸休めとなって、疲れてきた舌を癒してくれ助かった。残念ながら私は食べ切る事ができなかったが、無理なオーダーにも応えてくださったスタッフの皆さんも一生懸命で好感が持てた。しかもランチセットとの金額差が気になったのか、私の単品ラーメンも100円値引きしてくれた。しかし接客や価格設定は評価の対象にしないと決めているのでラーメンに対する採点は低くなってしまった。それでもランチセットのお得感は地元の方にはうれしい店がオープンした事には間違いなく、駅前にある大手中華料理チェーン店に負けずに青砥の皆さんの胃袋を満たしてくれる期待感に満ちた一杯でした。
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〝ニューオープン パトロール〟
昨晩はRDBの新店情報で見つけた二店舗の為に、上野駅前のサウナに前泊して連食計画を立てた。その上野の老舗サウナは常に105℃を維持する都内屈指の高温を誇る熱さで、熱源近くに座ると体感温度は110℃をはるかに超える灼熱サウナだ。さらには水風呂も15℃以下をキープする低温なので、温度差のギャップには身悶えするほどに刺激的だった。
館内には食事処もあったのだが、まだ22時半と時間帯が早かった事もあり上野ナイトの定番の仲町通りへと出向いてみた。以前はこの界隈でよく遊んでいた事もあり、知らない街ではないはずなのだが飲み屋の入れ替わりも激しいようで知った店も無くなっている。しかし上野の呼び込みのお兄さんはテリトリーは守るが、押しの強さは都内随一を誇っている。そんな客引きに案内されたバーで二時間ほど楽しんだ後は、本日の練習計画のために泣く泣く店を後にしてサウナへと戻った。
翌朝は快調に目覚めると午前10時のチェックアウトと同時に京成上野駅へと向かった。それは新店情報で見つけた青砥にオープンしたコチラを目指すためだ。お店情報によると二日前にオープンしたばかりの新店ホヤホヤで、とにかく情報が少なくラーメン店なのか中華料理店なのかすら分からないままに初訪問を決意した。
京成上野駅からは京成本線 普通 うすい行きに乗り込むと20分で最寄りの青砥駅に着いた。三層式のホームを降りて改札を出ると、歩いて数分で目的地に真っ赤な看板が見えてきた。その瞬間にラーメン専門店ではなかった事を察知したが、引き戻す事もできずに連食計画を遂行する事にした。
開店30分前では店頭に人影もないので、日差しを避けるために駅ビルに併設されたユアエルムに逃げ込んだ。地元の方で賑わすショッピングセンターで涼を取りながら開店時間を待った。定刻1分前に店頭に戻ると、すでに営業中の看板が出ており一番手で入店となった。
お祝いの花が並んだ入口を入ると元気の良い「イラッシャイマセ」と片言の出迎えを受けた。そこは如何にも中華料理店の佇まいで、縁起の良い赤色をアクセントにした明るい店内だ。中華料理店なので券売機はなく二名掛けのテーブル席に案内されると、卓上のランチメニューから品定めをする。
するとセットメニューばかりでラーメンの単品メニューがないので、ホームスタッフさんにラーメンだけが食べたい旨を告げると快く承知してくれた。しかし〝チャーシュータンメンセット〟だと半チャーハン、サラダ、漬物、杏仁豆腐が付いて700円で、しかもオープン記念で100円引きとなるらしい。それが単品だと850円という不条理な仕組みに理不尽さを思いながらも、セットメニューを食べ切れる自信もないのでラーメン単品にしてもらった。
何とか注文を終えて店内観察をするが、調理場は全く見られず残念だ。カウンター席のないテーブル席と、小上がり席のある店内を本日は三人体制で回している。奥にはお若く見える調理人が腕を振るっている様子だけは分かる。テーブルに置かれたお冷を汲んで飲んでみると、新店舗によくありがちな配管工事の接着剤の臭いが水に移ってしまっていた。かなりの水量を使用しないと落ち着かないはずなので早急に浄水器を設置した方が良いのではと余計な心配をしてしまった。
この水で作ったラーメンならば大きな期待はできないと意気消沈していると、着席して5分で我が杯が到着した。その姿は白磁の玉淵丼の中で大輪の花のような景色を見せてくれる。それはランチのセットメニューの写真よりもチャーシューが多くなっていたので、価格設定にも合点がいった。しかし苦手である中華料理店特有の旨味成分を心配しながらレンゲを手にした。
まずは淡い紅鬱金色のスープをひとくちと思ったが、液面にはチャーシューが覆い被さりレンゲの行く手の邪魔をする。そのチャーシューを押し込むようにレンゲを沈めると、指先にはチャーシューの柔らかさの方が先に伝わってきた。レンゲの底だけで崩れる程に柔らかい仕上がりに、まずは驚かさせた。いざスープを口に含むと、やや霞みがかった清湯スープからは鶏ガラ主体で香味野菜の甘みが加わった王道でシンプルなスープが土台を築いている。カエシも強すぎず、どちらかと言えば甘みが先導するスープの主役は例のアレである事は間違いない。ある程度は覚悟していたが、私にとっては強すぎる旨味が舌を襲ってきて味覚崩壊が直ぐに始まってしまった。残念ながらスープは諦めて麺へと取り掛かった。
こちらも中華料理店ではよく見かける少しちぢれた透明感のある中細の外注麺を使用。持ち上げた箸先からも昔ながらを感じるようなオーソドックスな麺肌が見られ、個性的なハリやコシを感じるようなタイプの麺ではない。そんな麺をすすってみると、柔らかな口当たりが唇を通過すると初見なのに昔から知っているような懐かしさがある。歯応えや歯切れも特筆するような点はなく、好みの麺質からすれば物足りなさを思ってしまった。
具材のチャーシューは豚バラの煮豚型が圧巻の五枚添えでボリューム感は満載だ。しかもかなりの厚切りで添えられているので食べ応えはありそうだ。先ほど言ったように箸を使わずとも崩れるような柔らか仕上げなので、最新の注意を払いながらレンゲも併用して口に運んでみる。それは脂身は勿論のこと、赤身までもがとろけるように仕込まれているのでボリュームはあるが食感としては寂しく感じる。また薄味に八角などの中華香辛料を利かせたタイプなので、独特の風味に賛否が分かれるチャーシューだろう。私はスパイスは大丈夫だったが、薄味ゆえの獣臭さが気になってしまった。
薬味は青ネギの小口切りが少しと、青み役の茹で小松菜は大量にセンターに盛られている。強い旨味のスープの中では清らかな小松菜が箸休めとなって、疲れてきた舌を癒してくれ助かった。
残念ながら私は食べ切る事ができなかったが、無理なオーダーにも応えてくださったスタッフの皆さんも一生懸命で好感が持てた。しかもランチセットとの金額差が気になったのか、私の単品ラーメンも100円値引きしてくれた。しかし接客や価格設定は評価の対象にしないと決めているのでラーメンに対する採点は低くなってしまった。
それでもランチセットのお得感は地元の方にはうれしい店がオープンした事には間違いなく、駅前にある大手中華料理チェーン店に負けずに青砥の皆さんの胃袋を満たしてくれる期待感に満ちた一杯でした。