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「ラーメン小ヤキメシ」@来々軒の写真2022年5月14日(土)

本日は前々から行きたかったこちらの店を初訪問。

こちらは九州豚骨発祥の一説とされる創業71年を迎える老舗です。

前身は嘗て久留米で白濁豚骨を生み出した「三九」であり、その後北九州に移転すると共に屋号を現在の「来々軒」に改めた様です。

尚、久留米の「三九」を継承した「四ヶ所日出光」氏が玉名や佐賀に出店した事で九州全土に白濁豚骨が波及したと言われています。

因みに、現在は白濁豚骨を生み出した初代「故・杉野勝見」氏の御子息が店を受け継いでいるそうです。

11時52分に到着すると、開店直後であるにも関わらず店内の席は既に殆どが先客で埋まっている状況です(汗)

席に着いて「ラーメン小ヤキメシ」を注文すると、待つ事23分ほどでラーメンと焼飯が殆ど同時に到着です。

粘度が緩めな豚骨スープは緻密に乳化されていて、細麺の上にはチャーシュー、メンマ、キクラゲ、モヤシ、刻みネギ、海苔が乗っています。

先ずはスープを飲んでみると、若干甘味を帯びたタレの穏やかな塩味と共に、円やかでいてコクに満ちた出汁の味わいが口の中に広がります。

出汁は恐らく豚骨のみと思われますが、熟成の臭気を微かに帯びてはいるものの、油分を伴う事なく髄の旨味だけが見事に抽出されています。

久留米豚骨は豚頭を使いつつ熟成を与えている印象が強い反面、こちらでは寧ろゲンコツ主体で雑味を抑えつつ仕上げている様な気がします。

尚、飲み始めは化調の存在を明確に感じるものの、決して違和感を与える事なく豚骨の至って単一的な味わいに適度な膨らみを与えています。

次に麺を食べてみると、低加水寄りの細麺が適度な硬さに茹でられていて、噛み締めると粘りを帯びた歯触りと共に緻密な小麦の風味を感じます。

そして、細麺にはスープが薄らと絡み込み、雑穀臭を帯びた小麦の甘味と仄かな豚骨の旨味が重なる事で味わいに見事な奥行きが生み出されます。

次にチャーシューを食べてみると、豚腿肉と思しき小振りな煮豚が若干薄めにスライスされています。

肉質は至って軽めに味付けされているものの、赤身が強めにパサ付いている事から噛み締めても尚肉質の旨味が些か舌に伝わり難い様に感じます。

一方、ラーメンを食べる合間に焼飯を食べてみると、米粒に含まれる水分が適度に保たれつつも塩と胡椒で至ってシンプルに味付けされています。

米粒はラードを纏いつつも硬めに仕上げられていて、噛み締めると米や玉ネギの甘味と共に炒めたラードの香ばしい風味が舌に存分に伝わります。

食べ終えた感想ですが、油分を抑えつつも豚骨の旨味が緻密に抽出されていて、長年培われた技術が随所に伺える極めて素晴らしい味わいでした。

改めて訪れる機会があれば、次回は看板メニューの1つである「チャンポン」を是非試してみたいと思います。

ご馳走さまでした。

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