なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「特つけめん」@らぁめん 葉月の写真23区を一度は訪れる旅、22区目は大田区。
複数の候補がありましたが、どうしても気になったこちらへ。

デュラム小麦と国産小麦をブレンドしたという多加水の極太麺、
凄く強いコシ、強い弾力があるのですが、ゴリゴリ硬いという印象ではなく、
どこかフワッとさえ感じさせるソフトさ、軽快さを併せ持ったタイプ、
つけ麺 椿の麺でも似たような印象を受けましたが、
こちらの方がやや「強さ」寄りのシフトでしょうか。

豚骨魚介の新興勢力というと、濃厚ドロドロなものを想像してしまうのですが、
こちらの浸け汁は違っていまして、液性がけっこう高い、
魚粉などの粒子がけっこう効いていて、
サラッというよりザラザラッとした舌ざわり。
それでいて、ベースの動物分はしっかりクリーミー、
丸鳥メインだから嫌な甘ったるさはなく、軽快な旨味が濃い、
重いものが適量というより、この濃い軽さがいいんです。
魚介成分がかなり複雑で、絶妙のバランスのブレンドになっています。
ホタテ貝柱や干し海老まで使われているようですが、
醤油や魚介成分の塩気・旨味がまろやかに一体になっています。
一片のレモンが入っていますが、これが意外に効果的で、
この酸味のおかげで、魚介分の中の節以外の要素が輪郭づけられ、
舌からの「味離れ」がよい気がします。

麺との絡みも良好、魚介やなどの塩分が、麺と出会うことで前に出て、
麺の「軽快さの要素」を引き出す役目を果たします。
適度に液性の高い汁のおかげで、麺の「強さの要素」がしっかり味わえる。
このあたりの組み合わせも、地味ながらとてもよい感じ。

トッピングの炙りチャーシューは、どこか牛タンを思わせる仕上がり。
薄めに切られ、表面に脂が滲み出ていて、ちょっとコリッとした食感、
噛みしめると、表面のルックスから想像通りの肉汁が染み出てきます。
食感、味とも二重丸。
大ぶりのメンマは、手間暇かけて塩抜きされているとのことで、
大振りながら味は繊細、素材の味を噛みしめてしっかり出して味わってね、
というタイプ。
これまた一晩漬けた味玉は、絶妙のジェル状の黄身で、
味も白身までしっかり染みていて二重丸。
断り書きにあった、「生姜風味」は、最後の方で食べたからか、
浸け汁の味に舌が馴染んじゃったんでしょう、あまり感じられず残念。
適度に初めの方で召し上がった方が良いかもしれません。

スープ割は卓上ポットが提供されます。
薄める、というより、鶏のスープを加える、という感じで、
濃厚さ・塩気は薄まるけれど、旨味はきっちり維持されるもので、
これまた二重丸。

トータルで、基本は流行の豚骨魚介つけ麺なのですが、
変なインパクトは狙わず、一つ一つの要素をしっかり磨きあげる、
という手法で仕上げられた、美味しい一杯でした。
麺の太さや、汁の濃さがしっかりあるのに、食後感が良く、
お腹一杯になるのに不思議ともたれない、という印象です。


ひとつ気になったのは、やはり微妙なお店の「空気」かな。
入口に、「小さいお子様連れをお断り」する貼紙がありますが、
いきなり、それを見て退散する親子連れに遭遇してしまいました。
これを批判するつもりは毛頭ありません。
お店の構造、オペレーション、料理の性質等から、客層に絞りをかけることは、
それをしていないことで逆に苦い思いをしたこともある
私のような者には納得できます。
ただ、やはりお店があるのが和やかな街なのに、、
小学生のお子さん連れが入ってくるや、
「とりわけできませんよ!」「麺量がとても多いですよ」とか、
矢継ぎ早の言葉が飛んでくるのが、街の風情とややミスマッチ、
どこか刺々しい気がしないでもありません。
救いだったのは、その親子連れが全て「大丈夫です」と切り返し、
さらに、どうみても小学生の坊やが、デフォ300gのラーメンをペロッと平らげたこと。
「お母さん、餃子も食べたい」....、いやはや、頼もしい坊やでした。

さて、23区ツアーは、とりあえず、あとは墨田区を残すのみ!

投稿(更新) | コメント (5) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

どうもです~。

せっせと下書きしていた所にコレ見つけました!!
ココ、私がついこの前フラれたお店ですよ~。
直後にスパコンのおすすめに出てきたり踏んだり蹴ったりなんですww
ん~、やはり美味しいようですね~。ラーメンかつけ麺かは迷っているんですが…
>重いものが適量というより、この濃い軽さがいいんです。
上手い表現ですね!私も最近はこういう方が身体にあっているようです。歳かなw
23区制覇残る1つは墨田区ですか~。私はこの大田区がラストだったんです~。
そちらの方も頑張ってくださいね!
「空気」…コレはホントに難しい問題ですよね。
きっと最初はこんなこと言わなかったはず。最初からだったら論外です。
きっとかなり嫌な事があったからだと私は推測します。やはり中にはいますからねそういうお客さんは(苦笑)。
ただ、その一部をケアするあまり、マナーの良いお客さんの気分を害してしまうのは…やはり勿体無いですよね。

おうじろう | 2009年7月5日 00:52

おはです。

私は再訪を期しておるんですが、なかなかタイミングが合わずに。。。
店の接客は評価が別れますね~ 

>小学生の坊やが、デフォ300gのラーメンをペロッと平らげたこと。
これは溜飲が下がりますね!!!

墨田区は「おだ亭」なんかいかがですか?
私は北区の伊藤さんでクリアした思い出があります~

うこんさま | 2009年7月5日 09:13

こんちわ^^
牛タンのようなチャーシューは美味しそう。
食べてみたい度100%ですね。

>小学生の坊やが、デフォ300gのラーメンをペロッと平らげたこと。
スゴイ!この坊や(?)
でも、お店側の姿勢には疑問度100%ですね。
子供を育てた事がないのかな?

まるまる(°…°)四隅踏破 | 2009年7月5日 09:18

大田区はやはりこちらに行かれましたか!
自分もここにしようか迷ったんですよねぇ。
結局、らーナビ限定に負けて武田流 古式カレーライス 支那そば インディアン 本店に行きましたが。
接客の件で賛否があるのも二の足を踏んだ要因ですが。
何とも微妙な空気感ですねぇ(苦笑)

ただ、もの自体は相当良さそうですね!
一手間、二手間掛けられた浸け汁、牛タンのようなチャーシュー、
どれを取っても一筋縄じゃいかなそうです。
店の雰囲気はともかく行っても良いかなぁ。

さて、墨田区はどこに行くんでしょう?
やはり錦糸町大勝軒 つけめん海亀

corey(活動終了) | 2009年7月5日 11:59

みなさま、コメント、ありがとうございます!

おうじろうさま、
やはりヘヴィユーザーの皆さんにも、23区制覇をした時っていうのがあったんですね。
というか、23区制覇、気にしているのですね。
もともとドロドロより切れで勝負、みたいなものの方が好みなのですが、
最近さらにヘヴィなものが辛くなって気がします。
でも、濃厚なものも捨てがたい、そんな我々に丁度よいチューニングかもしれません。
よく練られた一杯だと思いました。
蕨市の某店で、うるさい子供のせいで散々な想いをしたことがあり、
何となく気持ちはわからないでもないのです。ただ、街の風情にミスマッチかなって。

うこんさまさま、
おだ亭って、凄く気になるお店ではあるのですが、
昼営業が短かったり、夜営業は予約が必要だったりして、
その日の気分で行動決定するルーズな私には敷居が高いw
23区制覇とは別に、必ず行かせていただきます。
区切りの一杯が「伊藤」だったとは、さすがですねー!

まるまる(°…°)四隅踏破さま、
このチャーシューはいいですよー!
その他、どのパーツも見所があります。
カウンターだけの狭い店内、ご夫婦だけでのオペレーション、
まあ子供を避けたくなる気持ちもわからないではありません。
曜日限定で開放、なんてわけにはいかないのかなー?
しかし、頼もしい子供がいるものです。小さな石塚くんですわw

corey(活動終了)さま、
大田区は、らーめん潤 蒲田店武田流 古式カレーライス 支那そば インディアン 本店など、
ラーメン史、多様なラーメンを語る上で不可避なお店もあるのですが、
「今日は遠出してもいいや!」って思える日に、一番行きにくそうなところに行くのがいいかな、
っていうのが、こちらを選んだ決め手でした。
墨田区は、錦糸町大勝軒 つけめん海亀を中心に考えていますが、気分に左右されるかも。

90点で止まった理由は、やはり麺と汁の「合体ポイント」がなかったことかな。
両者の相性はよかったですし、これは高いレベルでの注文ではあるのですが。
以前は蕎麦入り粉などを使っていたようですが(「和風らぁめん」の由来かな)、
以前の味を一掃して大改良した意気込みを感じます。
その意気込み故の子供拒否なのかもしれません。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2009年7月5日 15:21