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「手打ちチャーシューメン(中)」@ふみのやの写真今日は宇都宮にいるなら行っておかねばならない歴史的なお店を訪問です。

時代を刻み込み、佇む姿は風格すら感じる建物。
かつて看板があったであろう場所のペンキはぼろぼろに剥げ落ち、
間口の上にかぶる日除けテントはうち破れていますが、
そこにはしっかりと「ふみのや」と屋号が記されています。

暖簾をくぐりますと両脇にはテーブルが2卓でその奥に調理場とカウンター。
広さで言うと3坪ほどの小さなお店ですが年季の入り方が並みの店とは違います。
そこを切り盛りするのは齢70を超えたであろうおばちゃん一人。
メニューはらーめんとチャーシューメンの2種類でそれぞれに中と大があるだけ。
オーダーはおばちゃんに聞かれるまでじっと我慢してください。
そして店に来た順番は自分で覚えておいてください。
これはこのお店に同化するための暗黙の了解w
それもこれもおばちゃんに余計な負担をかけまいという
客たちのやさしさから来ていますので、行かれる方はご留意ください。
もちろんお水はセルフ!

さておばちゃんにオーダーを聞かれ「チャーシュー中」をお願いして出来上がりを待ちます。
半径1メートルの中に全てが凝縮された調理場。
スープが入れられたホーロー引きの青い寸胴、スープを掬うアルマイトのひしゃく、
底から2/3くらいまで焦げ付いた麺茹で用の鍋などどれも使い込まれたもの。
この店のすべてから歴史を感じ取ることができます。

10分ほどで提供されたラーメンは澄んだ醤油色のスープの昔懐かし中華そばスタイル。
チャーシューがドンブリいっぱいに散りばめられています。
山盛りのメンマがこちらの心意気。

では、おばちゃんに心から感謝していただきます。
塩気はかなりおさえめでほのかに甘味すら感じる鶏ガラ主体のスープ。
昆布の出汁の昔ながらの中華そばの味わいですが
今、これだけ素直なスープで勝負できる店はむしろ少ない気がします。
薬味のネギが非常に効果的に生かされている印象を持ちます。
最近の支那そば回帰路線ではなく本物の中華そばといった趣。
麺は手打ちとのことですが中太で平べったい、エッヂがきいた麺です。
ちゅるちゅるとなめらかな食感ながらもコシは強く非常に食べ応えがあります。
今でもこのおばちゃんが毎日自分で打っているという話を聞きました。
これには頭が下がる思いです。
チャーシューはバラスライスが8枚と満足感は高め。
薄めの味付けですが脂身の部分がサッパリとしていてなかなか美味。
メンマも自家製と聞いていますが癖のないすっきりとした味で
メンマが嫌いな人にでも食べられそうな美味しさです。
ぐびぐびとスープをいただき、ドンブリは自分で片付け、ご馳走様でした。

コスパもよろしく、近隣の官公庁職員に人気なのも頷けますが
なにより、おばちゃんのおもてなしの心が味わえる店だと思います。
おばちゃんにはいつまでも元気でお店に立って欲しいものです。
懐かしいやさしさに包まれたいならぜひおいでください。

うまい指数 1.00

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こちらも、もう40年ですね。
オバちゃん(御婆ちゃん?)もお元気そうで何よりです。
値上げもせずに頑張っておられるとは、頭の下がる思いです。
ナンダカンダ言って未訪なわけだが(爆

ランディ | 2009年9月5日 08:48

>オカルトハンマー様
おそらく一人でやってるラーメン屋としては日本最高齢クラスじゃないでしょうか?
私も久しぶりに行きましたが時間が止まっているような店です。
店舗外観写真は普段とらないのですが
ここは残しておかなきゃいけないと思って撮ってきました。
一度行っておいたほうがいいw

スーパーくいしん坊 | 2009年9月6日 05:15

こちらのお店の噂は伺っておりました。
詳細なレポありがとうございます。行った気分になれました。

うに。 | 2009年9月6日 15:39

>うに。様
百聞は一見にしかず。
機会がありましたら実際に行ってみてください。
こちらの麺はぜひ味わっていただきたい。

スーパーくいしん坊 | 2009年9月7日 21:09