なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「味噌 白」@札幌味噌ラーメン専門店 しつらえ家の写真 体感温度としては、この夏一番の暑さに感じた土曜(29日)、今日も今日とて休日出社。8月中は職場もなんとなく夏休み気分、休日昼に足を延ばして食べ歩けるのも今のうち……いつもの行動範囲から、ひと駅「奮発」して神楽坂へ。
 この炎天下、長い徒歩移動は避けたいもの、そこで駅近の某店を狙っておりましたが……何と改装工事で休業中。仕方なく、猛烈な日差しの中を第二候補の「しつらえ家」までフラフラ。店前に立つと、板張りの純朴なスタイルの店構えで、ディスプレイにいくつも並んだ小さな提灯が、とってもチャーミング。L字型カウンターの薄暗い店内、厨房は店奥にあります。注文は、メニューに「基本の味」とある「味噌 白」(750円)。
 スープと野菜を中華鍋で馴染ませ、味噌ダレを入れた丼に、中華鍋からスープのみを入れてかき混ぜるという、ちょっと変わった製法。味噌本来の風味を、ナベ肌による「火傷」から守ろうという作り方ですな……約5分で、丼到着。
 では、スープを一口……うん、美味い。東京でよく出会う「札幌味噌」とは趣が異なりますが、油分の余計な雑味を最小限に抑えて、素朴な甘さの白味噌を、野菜の優しい甘味で包み込むような、上品で繊細な味。味噌もイヤみにならない程度に濃く、あまり他店では味わったことのない個性的な風味と、重厚なノド越しが印象的。
 麺は、少し細めの中太縮れ。加水率が低めで多少ザラ付きのある麺肌、ほんの少しボソッとした食感も、なんか「札幌」というよりは「旭川」に近い麺。噛みしめると、こちらも他では感じたことがないような純真な甘みがあり、上品なスープによく合います。
 具材は、チャーシュー、メンマ、モヤシやキャベツなど野菜類と、玉子半個に海苔。メンマは薄味ですが、非常に香り高いもの。チャーシューは肩ロース使用で、ジックリと味をしみ込ませ柔らかく仕上げてあり、味も濃すぎず薄すぎず、全体とのバランスがキッチリとれています。野菜のシャキシャキ感も言うことなし。
 ―――食材一つ一つをジックリ吟味し、コツコツと丁寧に作り込まれた一品だけが持つ、不思議な「輝き」を感じることができる一杯。上品なのに、そこはかとなく田舎くさく、繊細なのに、どこか野太い。微妙な表情を見せながら、しかし一本「芯」の通った味ですな……粉を山のように盛ったり、油をドップリかけたり、そんな豪快な「大技」を使わずとも、丁寧な「小技」の積み重ねで、他店が真似できない強い「個性」を打ち出せる。そんな「柔よく剛を制す」をよく体現した一杯、皆さんも機会がありましたら是非。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。