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「味玉らうめん」@炙り角煮らうめん 黒虎の写真 曇り空の土曜日(3日)は、サウナのような蒸し暑さ。ある意味、ウォーキング日和でもありますな……運動前の腹ごしらえに秋葉原へ向かい、思い出の某店を訪ねてみましたが……あえなく臨休。バックアップのお店もその場所からはやや遠く、手っ取り早く近場の「黒虎」へ。
 この店の前は過去何度か通り過ぎているのですが、どうも入る気がしませんでした。なんというか……店構えといい、メニューといい、実に要領よくツボを押さえているところが逆に鼻につく。さらに、手広く飲食業を営む築地・若竹系というのも、ひっかかるし……ま、とりあえず入口脇の券売機で、「味玉らうめん」(780円)をポチッとな。丼は約5分で到着。
 では、スープを一口……いろんな味を重ねている割には、妙に「平坦」な味わい。ベースは豚骨・鶏ガラで、野菜も多く使っているそうですが、コク・旨み・透明感ともに不十分。魚介系の風味は主にカツオ節粉で加えていますが、受けの動物系が素っ気ないため「上滑り」気味。さらに、ガツンと「マー油」を多めに使って、インパクトを加えようとしていますが……ニンニクの他にタマネギ、生姜なども使うというこの「マー油」、確かにキレも兼ね備えた独特の風味ですが、素知らぬ顔の動物系とは噛み合わず、こちらもどこか「空回り」
 麺は、カネジン食品製の中太ストレート。ポクポクと軽快な歯ごたえとシッカリした甘みがあって、麺単体としてはなかなかの仕上がりです。さらに、タップリ入る細切りのキクラゲとの食感の「かけ合い」もなかなかよく、このあたりがこの一杯のハイライト。
 他の具材は、チャーシュー、海苔・味玉で、ネギも2種類。バラロール・チャーシューは少しパサッとした食感、味玉も黄身はハードボイルドで、双方とも淡白な味わい。スープがドライでシレッとしたものですので、もう少し「浪花節」的な肉汁感、トロトロ感があってもよいのかも。
 ―――「流行り」の豚骨魚介と、「人気」の「なんつっ亭」的なマー油インパクトを組み合わせるという、ひたすら「売れ線」を狙ってみた一品で、いかにも資本系店舗の発想。しかし、独特なマー油の面白さも、不釣り合いなほど上出来な麺の美味さも、さらには具材のスタイルやネギの変化に至るまで、すべては「豊潤」な豚骨・鶏ガラスープが「前提」で、前提が崩れれば「仮説」も全部崩れてしまう。こういった「屋上屋」を架す味の危うさを感じるほどに、「基本」の大事さを思い知らされますな。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

moles様 こんばんわ
拙も今夜、
>―――「流行り」の豚骨魚介
を食べてしまいました。しかも濃い~の。
強烈な自己主張とか荒々しさを感じます。
料理としての基本は出来ているのでしょうが、強さに負けてしまいました。
キホンは大事ですね。忘れずに拙も精進していきます。

うきぞう | 2010年7月13日 22:23