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「特製担々麺 しる有り」@Sara & 鯛介の写真 この記録的猛暑の中、夏休みもなしに働きづくめ……さすがにバテ気味のため、有給をとって骨休め(20日)。お昼も、隠れ家的な静かな店でリラックスしたいもの、こういう日に行こうと決めていた「Sara&鯛介」へ。
 お店は、総武線高架脇から細い路地を入った場所にあり、通常は和食創作系の「新感覚料理」の店として営業、平日昼のみ担々麺を出しています。古民家風の店構え、入口を入ると薄暗い廊下の先に階段が見えますが、その手前右の引き戸を開けると一階席があります。
 薄暗い店内中央に、ドッシリ鎮座した自然木のテーブル、分厚い一枚革がかぶせてあり、スツールの手彫り細工も洒落ています。本物志向の店づくりで、ご主人の「志」がうかがえますな……どんな担々麺なのかも、想像がつくような気が。注文は「特製担々麺 しる有り」(1,000円)、丼は約6分で到着。
 あらかじめ用意された紙エプロンを身につけて、まずはスープを一口……実に「優しく穏やか」な味ですな。国産の胡麻を自家焙煎して作ったと聞く芝麻醤は、フンワリとした軽快な風味が印象的。花椒の使い方も実にエレガントで、香り・辛さを活かし切るようなフィーチャリング、辣油の風味も実にクリアです。さらに、ベーススープなんですが……芝麻醤などに隠れてよくわかりませんでしたが、昆布主体のシンプルな魚介出汁を使っていると見ました……違うかな。全体として「攻撃色」の一切ない、実に平穏でクリアな世界。
 麺は浅草開花楼製で、かなり太めの中太ストレートを短く切り揃えたもの。少し柔らかめのゆで加減でしなやかさが強調されており、優しいスープにはお似合いの設定です。甘みにも外連味がなく、噛むほどにジワジワ伝わる甘さの「ナチュラル」感が、穏やかでクリアなスープによく合う。
 具材は、蒸鶏チャーシューにモヤシ、刻みタマネギに「清々菜」、半熟卵半個に糸唐辛子。鳥取の大山鶏使用という蒸鶏は、しっとりとした口あたりにほのかな甘みで、なかなか美味い。一方、野菜類も実に風味は良いものの、麺とのバランスから見てかなり量が多く、ザクザクとした歯応えがアクセントの域を越え、ややウルサクも感じますな。
 ―――化調、保存料など一切使用せず、食材のうまみだけで緻密に組み立てた、繊細な味わい。ベーススープに魚介出汁を選んだ時点で、世の「ブチ込み」系の担々麺とは対極をなすアプローチですが……クリアにして「優しく穏やか」な世界観だけでは、やや「退屈」かも。何か重みのあるコクを加えてメリハリをつけたいところですが……やはり、辣油ということになるのかな。少し奮発しても「二辛」(100円)あたりにしてみるか、汁無しで頼んだ方が面白そうな一品でした。

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